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境部王(さかいべおう/さかいべのおおきみ、生没年不詳)は、奈良時代の皇族。名は坂合部王とも記される。知太政官事・穂積親王の子〔『万葉集』巻16-3833〕。官位は従四位下・治部卿。 == 経歴 == 父・穂積親王が没した2年後の霊亀3年(717年)正月に、二世王としての蔭位を受け従四位下に直叙される。同年10月には、安八萬王・酒部王・御原王ら天武天皇裔の二世王とともに封戸を加増される〔『続日本紀』霊亀3年10月12日条〕。養老5年(721年)治部卿に任ぜられている。その後の消息は『六国史』に記載がなく、間もなく没したか。『懐風藻』では享年25と記される。 治部卿在任中に作成した漢詩2首が『懐風藻』に、和歌1首が『万葉集』〔に採録されている。『懐風藻』に採られた漢詩作品の内1首は長屋王邸での宴で詠まれたものであり、長屋王家木簡にもその名が現れるなど、長屋王との親交が窺われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「境部王」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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