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垪和[はが] 垪和(はが)は、岡山県久米郡美咲町、久米南町、岡山市北区建部に亘る地域。中世の美作国垪和郷〔榎原雅治 「美作国垪和庄と垪和氏」吉備地方文化研究 第16号〕。 == 地名の由来 == "ハガ"は崖・急傾斜地・峻険な所、崩壊地を示す言葉で、古来からそう呼ばれてきた所に"垪和"の漢字が当てられたと見られる。"垪"の字は非常に稀なもので塀を崩した国字とも言われるが、『龍龕手鑑』など字書に記載されており漢字である〔和製漢字の辞典:巻3(185~315) 〕。 垪和は古代は羽具部といって矢柄をつくり、鷹などを捕らえて矢羽根をつけたりする仕事を行う集団の住み処で、隣接する弓削庄は(元々は靭負部(ユゲノベ)という兵器を作る集団を意味していたとも言う)弓削氏との関わりを示す地であった。また所属郡の久米は軍事を事とする古代氏族久米氏の名称であるなど〔記紀の神武天皇の巻に「みつみつし久米の子らが 粟生には 臭韮一本 そねが本そね芽繋ぎて 撃ちてしやまむ」「みつみつし久米の子らが 垣下に植ゑし椒 口ひくく 吾は忘れじ 撃ちてしやまむ」と久米歌に歌われる古事記 中巻 神武天皇 四ように 〕、古代から軍事に縁の深い地である。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「垪和」の詳細全文を読む
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