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『埃吹く街』(ほこりふくまち、草木社、1948年2月10日)は、日本の歌人、近藤芳美の最初の個人歌集。装幀は上野省策。本文182頁、歌数447首。 == 概要 == 歌集名「埃吹く街」は、歌集中に収録された一歌篇のタイトル「埃吹く街」から採られたものである。同歌篇のなかには、タイトルのもとになった「日の入りの埃吹かるる橋の上いだかれて立つ表情もなく」「街空は吹ける埃ににごりつつ富籤に寄る少年のむれ」といった歌がある。この歌集には、1945年10月から1947年6月までに制作された作品が収録されている。この制作時期は、後に刊行された『早春歌』の収録歌の制作時期より新しい。しばしば引用される歌に次のようなものがある。 *いつの間に夜の省線にはられたる軍のガリ版を青年が剥ぐ *世をあげし思想の中にまもり来て今こそ戦争を憎む心よ *水銀の如き光に海見えてレインコートを着る部屋の中 *耳のうら接吻すれば匂ひたる少女なりしより過ぎし十年 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「埃吹く街」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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