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(n) (culture) medium =========================== ・ 培養 : [ばいよう] 1. (n,vs) cultivation 2. nurture 3. culture ・ 培養基 : [ばいようき] (n) (culture) medium ・ 基 : [き, もとい] 【名詞】 1. basis
培地(ばいち、medium)とは、微生物や生物組織の培養において、培養対象に生育環境を提供するものである。炭素源やビタミン、無機塩類など栄養素の供給源となる他、細胞の増殖に必要な足場や液相を与える物理的な要素もある。 == 概論 == もともと微生物の発見の一つは、腐ったスープの中に発生したものを観察したところに始まる。パスツールによる自然発生説の検討の中でも、肉汁が良く使われてきた。これが言わば培地の始まりである。肉汁のようなありふれた物に生育する微生物を培養する場合は、その物自体を培地とすれば良い。しかし、そうでない生物を培養するには、培地の成分を工夫する必要がある。一般に、自由生活性の生物は培養が比較的容易である。例えば藻類などは独立栄養生物であり光合成が可能なので、窒素源やビタミン、微量元素を中心とした希薄な培地で生育させる事ができる。それに対して、原虫など寄生性の生物は概して環境の変動に弱く、また生育に特定の生理活性物質を要求するものもあり、培地組成を含めた培養系全体の構築・維持が難しい。多細胞生物の組織の一部を培養(組織培養)する場合はさらに多くの成分を必要とし、細胞自体が外菌のコンタミネーションに対して非常に脆弱なので、培養には注意を払う必要がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「培地」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Growth medium 」があります。 スポンサード リンク
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