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数学の分野において、線型偏微分作用素に対する基本解(きほんかい、)とは、旧来よりグリーン関数と呼ばれている概念の、シュワルツ超函数論を用いた定式化である。ディラックのデルタ関数 δ(''x'') を用いて、作用素 ''L'' に対する基本解 ''F'' は非斉次方程式 : ''LF'' = δ(''x'') の解と定められる。ここで ''F'' は、特に理由が無ければシュワルツ超函数(弱い意味での解)として存在すればよい(真の解であることまでは要求されない)。 この概念は、二次元および三次元のラプラシアンに対して長く知られたものであった。任意の次元のラプラシアンに対しては、リース・マルツェルによって調べられた。定数係数の任意の作用素に対する基本解の存在は、とによって示された。これは右辺を任意にとった方程式を解くうえで、畳み込みを用いる方法が直接的に結び付く、最も重要なケースであった。 == 例 == 微分作用素 ''L'' を : として、微分方程式 ''Lf'' = sin(x) を考える。この基本解は ''LF'' = δ(''x''), つまり : を解くことによって得られる。ヘヴィサイド函数 ''H'' に対して : が成立することはよく知られているから、両辺を積分して : となる(ここで ''C'' は積分定数である)。便宜的に、ここでは ''C'' = − 1/2 ととる。 を積分して、新たな積分定数をゼロとすることで、 : が得られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「基本解」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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