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塩化インジウム(III)(Indium(III) chloride)は、化学式INCl3の化合物である。無色の塩でルイス酸として有機合成に用いられる。また、可溶性のあるインジウムの誘導体としては最も入手しやすい〔Araki, S.; Hirashita, T. "Indium trichloride" in Encyclopedia of Reagents for Organic Synthesis (Ed: L. Paquette) 2004, J. Wiley & Sons, New York. .〕。 ==合成と構造== インジウムは比較的陽性の金属であり、塩素と素早く反応して三塩化物を生成する。INCl3は非常に溶けやすく、潮解性がある〔Indium Trichloride 〕。メタノール-ベンゼン混合溶媒中、電気化学電池を用いた合成の報告がある〔Habeeb, J. J.; Tuck, D. G. "Electrochemical Synthesis of Indium(III) Complexes" Inorganic Syntheses, 1979, volume XIX, ISBN 0-471-04542-X〕。塩化アルミニウム(AlCl3)や塩化タリウム(III)(TlCl3)と同様に、INCl3の結晶はIn(III)中心に塩素が八面体型に配位した層が密に並んだ層状の結晶構造を作る〔Egon Wiberg, Arnold Frederick Holleman (2001) ''Inorganic Chemistry'', Elsevier ISBN 0123526515〕。このモチーフは、塩化イットリウム(III)(YCl3)で見られるものと類似している〔Wells, A.F. Structural Inorganic Chemistry, Oxford: Clarendon Press, 1984. ISBN 0-19-855370-6.〕。対照的に、塩化ガリウム(III)(GaCl3)はGa2Cl6を含む二量体として結晶化する〔。溶融したINCl3は導電性を持つが〔、AlCl3は二量体Al2Cl6を形成するため、電気を通さない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「塩化インジウム(III)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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