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塩化ハフニウム(IV)(えんかハフニウム、Hafnium(IV) chlorideまたはHafnium tetrachloride)は化学式HfCl4であらわされる無機化合物である。無色の固体であり、大部分の有機ハフニウム化合物を合成するための前駆体として用いられる。ルイス酸として働き、特定のアルキル化反応や異性化反応の触媒としても利用される。 ==合成== 塩化ハフニウム(IV)はいくつかの方法によって合成される。 # 四塩化炭素と酸化ハフニウム(IV)を450 ℃以上の温度で反応させる〔''Encyclopedia of Chemical Technology.'' Kirk-Othermer. Vol.11, 4th Ed. (1991)〕 # 酸化ハフニウム(IV)と炭素の混合物を600 ℃以上の温度で塩素化反応させる〔Hala, J. ''Halides, Oxyhalides and Salts of Halogen Complexes of Titanium, Zirconium, Hafnium, Vanadium, Niobium and Tantalum.'' Vol. 40, 176-177, (1970).〕 # 炭化ハフニウム(IV)(:en:Hafnium(IV) carbide)を250 ℃以上の温度で塩素化反応させる〔S.V. Elinson, K.I. Petrov. ''Analytical Chemistry of the Elements: Zirconium and Hafnium.'' 11, (1969).〕 たとえば2の方法では、下記反応式で示すように、酸化ハフニウム(IV)と炭素の混合物を塩素もしくは一塩化硫黄の気流下で加熱し、反応させることによって合成される〔B.S Hopkins. Chapters in the chemistry of less familiar elements, Chapter 13 Hafnium; pp 7〕。 ::HfO2 + 4Cl + C → HfCl4 + CO2 また、水酸化ハフニウム(IV)を塩酸に溶解させ、結晶が生成するまで煮沸することによっても合成することができる。 ハフニウムとジルコニウムの化学的、物理的性質は非常に類似しており、同一の鉱石から分離されるため、ハフニウム化合物の金属中心にはジルコニウムがわずかに混在している。たとえば、ジルコンには0.05-2 %、シルト石には5.5-17 %、バッデレイ石(:en:Baddeleyite)には1.0-1.8 %の酸化ハフニウム(IV)HfO2がそれぞれ含まれている〔Ivan Edgar Newnham. Purification of Hafnium Tetrachloride. U.S. patent 2,961,293 November 22, 1960.〕。そのため、塩化ハフニウム(IV)中には若干の塩化ジルコニウム(IV)が含まれており、純粋な塩化ハフニウム(IV)を得るためには精製しなければならない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「塩化ハフニウム(IV)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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