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塩嚢細胞[えんのうさいぼう]
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塩嚢細胞[えんのうさいぼう]
塩嚢細胞(えんのうさいぼう;epidermal bladder cell; EBC)とは、塩生植物の一部が持つ、塩類の蓄積のために特殊に発達した表皮細胞のことである。アカザ科、メセンブリアンテマ科、カタバミ科の植物などに見られる。 塩類集積土壌や海岸付近など土壌中の塩類濃度が高い土壌に生育する塩生植物の中には、体内に入ってきた塩類を隔離するために発達した特殊な表皮細胞を持つものがある。塩嚢細胞はその一種で、トライコーム(葉の表面に生えた単細胞突起体)の一種である。通常直径は500μm程度。大きな液胞を持つことが特徴で、水、塩類のほか、フラボノイドやベタシアニンなどの化合物をその液胞に貯蔵していることが知られている。 アイスプラントのCAM型光合成の際にはマレイン酸の貯蔵にも働くことが知られている。 ==引用文献==
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「塩嚢細胞」の詳細全文を読む
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