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川崎貨物駅(かわさきかもつえき)は、神奈川県川崎市川崎区塩浜四丁目にある日本貨物鉄道(JR貨物)・神奈川臨海鉄道の貨物駅である。 JRの東海道本線貨物支線(通称東海道貨物線)、神奈川臨海鉄道の浮島線・千鳥線・水江線が乗り入れる。乗り入れる4路線はいずれも貨物線である。 == 駅構造 == JR線1路線と、神奈川臨海鉄道の3路線が集まる貨物駅で、381,739m²の総面積を持つ。各線から集まる貨車を整理する仕分線が構内に多数あり、駅の配線は複雑である。 東海道貨物線は南北方向に通る。駅の北方には多摩川が流れ、東海道貨物線はこの下をトンネルでくぐる。このトンネルの中で下り本線から下り着発線群に繋がる路線が分岐している。この路線と上り本線は同じ場所で地上に出るが、下り本線はそこから800メートルほど南で地上に出ている。 構内の中程にコンテナホームが設置されている。2面のホームが向かい合う形で並んでおり、西側のものが上りホーム、東側のものが着発線荷役方式(E&S方式)に対応する下りホームである。2つのホームの間には、(上りホーム側から順に)荷役線2本、留置線、上り2番線・1番線、上り本線、下り本線、下り1番線・2番線(荷役線)が並ぶ。このうち、上り1番線・2番線と下り1番線・2番線が駅の着発線である。下りホームの反対側(東側)には出発線が2本(下り出発8番線 - 10番線)敷設され、上りホーム側には留置線が敷設されている。 下りホームの東側には、各線から集まる貨車を仕分けを行うための仕分線群が広がる。この仕分線群の西側半分をJR貨物が管理し、東側半分を神奈川臨海鉄道が管理している。仕分線群の東に隣接して、水江線の着発線2本が並んでいる。千鳥線の着発線(1本のみ)と浮島線の着発線(出発線・到着線1本ずつ)はこの北側にあり、神奈川臨海鉄道管理の仕分線群に繋がる。なお、仕分線群では突放による入換作業も行われる。 構内の南寄り、下りコンテナホームの南側にあたる場所には、到着線が5本(出発1番線 - 5番線)ある。東海道貨物線の上り線に繋がるこの出発線は、東日本旅客鉄道(JR東日本)が管理する線路である。 駅構内には車両基地が多数存在する。構内中程、仕分線群の東側には車両工場であるJR貨物川崎車両所があり、仕分線群の南に隣接する場所にはJR貨物の新鶴見機関区川崎派出がある。千鳥線・浮島線の着発線の脇には神奈川臨海鉄道の塩浜機関区があり、構内南側の水江線沿いには貨車の検修庫がある。なお、下りコンテナホームが設置される前は、川崎車両所の場所に行止り式のコンテナホームが設置されていた。 現在、当駅から分岐する専用線は存在しないが、1997年までは京急大師線を三線軌条で通り、味の素川崎事業所へ続く専用鉄道があった。その他、水江線から分岐し、日本鋼管川崎製鉄所(現・JFEスチール東日本製鉄所京浜地区)への専用線もあった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「川崎貨物駅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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