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境沢孝 : ミニ英和和英辞書
境沢孝[さかいざわ たかし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [さかい]
 【名詞】 1. border 2. boundary 3. mental state 
: [さわ]
 【名詞】 1. (1) swamp 2. marsh 3. (2) mountain stream 4. valley 5. dale 
: [こう]
 【名詞】 1. filial piety 

境沢孝 : ウィキペディア日本語版
境沢孝[さかいざわ たかし]
境沢 孝(さかいざわ たかし、1919年 - 2001年)は日本人のインテリアデザイナー建築家。1950年に個人アトリエを開設。以後、主に飲食店のインテリアデザインと建築デザインを手がける。家具やオブジェなどの特徴的な造形要素を一見至って自由に配置しながらも機能性を損なうことのない巧みなプランニング、親しみやすいモティーフを主題とする軽妙で詩的なデザインは、高度経済成長期において店舗事業者から広く受け入れられ、数多くの作品が発表された。国内におけるインテリアデザイナーの社会的認知を高め、その活動の場を拡げるとともに、現在に至るインテリアデザインの主要なボキャブラリーをかたち作った人物のひとりである。
== 略歴 ==
1919年、長崎県佐世保市に生まれる。1943年に日本大学工学部建築学科を卒業。1950年に個人アトリエを開設。晩年までフリーランスとしてインテリアデザインと建築デザインを手がけた。「マロニエ」(カフェ/東京都千代田区/1960)を皮切りに国内外のデザイン専門誌で数多くの作品を発表し、いち早くインテリアデザイナーの社会的認知を高める存在となった。初期の作品では建築総体の調和を重視し、構造と素材そのものの質感を生かした表現を用いたが、「キャラバン」(レストラン&カフェ/東京都世田谷区/1967)前後からはポップアートの手法を取り入れたカラフルな作風となり、インテリアデザインにより表現の比重を置いた。さらに「ナレッジ」(カフェ/東京都八王子市/1968)以降は家具やオブジェを象徴的に用いる手法を導入し、「ともまつ」(カフェ/東京都八王子市/1970)や「アウトバック」(ジャズバー&カフェ/東京都武蔵野市/1972)などのコンセプチュアルでインスタレーション性の強い作品を次々に発表。また、同時期に千葉邸(千葉真一所有/1970)、「チーズハウス」(1971)などの代表的な住宅作品も手掛けた。1979年には横山尚人(ガラス作家)、森豪男(家具・インテリアデザイナー)、岡山伸也(インテリアデザイナー)らとともにデザイングループ「ポエフォルム」を結成。1986年にかけて4度の展覧会を開催し、家具などの作品を発表している。その後展開された「モーツアルト」(カフェ/日比谷など各店)、「アップルキッス」(カフェ&バー/東京都渋谷区/1983)などの軽やかで詩的な作風は、ポストモダンデザインを先導するものとなった。「畔居」(日本料理店/東京都中央区/1992)に見られる静謐な表現は、そのひとつの到達点と言える。2001年5月に死去。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「境沢孝」の詳細全文を読む




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