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『墓石が鼾する頃』〔『日本映画発達史 II 無声からトーキーへ』、田中純一郎、中公文庫、1976年1月10日 ISBN 4122002966, p.31.〕〔『日本映画縦断 2 異端の映像』、竹中労、白川書院、1974年、p.77.〕〔墓石が鼾する頃、allcinema ONLINE, 2010年2月15日閲覧。〕〔「映画史探究 よみがえる幻の名作 日本無声映画篇」収録作品一覧 、マツダ映画社、2010年2月15日閲覧。〕(はかいしがいびきするころ)は、1925年(大正14年)製作・公開、二川文太郎監督による日本の長編劇映画、サイレント映画時代の剣戟映画である。「悪魔派」と呼ばれる一連の映画の最初の作品とされる〔。タイトルを「墓石が鼾をする頃」とする資料も存在する〔墓石が鼾をする頃、日本映画データベース、2010年2月15日閲覧。〕が、公開時のポスターの題名は『墓石が鼾する頃』である。 == 略歴・概要 == 東亜キネマに吸収されたマキノ・プロダクション等持院撮影所が、再独立直前の一時期「東亜マキノ等持院撮影所」と名乗っていた時期の作品である。 本作は、東亜キネマが配給し、同年5月15日に浅草公園六区・大東京をフラッグシップに全国公開された。同時上映は、直木三十三(のちの直木三十五)が主宰する聯合映画芸術家協会が等持院撮影所で製作した、新国劇の『月形半平太』の最初の映画化で、衣笠貞之助監督、沢田正二郎主演による『月形半平太』であった〔月形半平太 、日本映画データベース、2010年2月15日閲覧。〕。 当時を知る映画批評家・滝沢一によれば、「悪魔派」と呼ばれ一世を風靡した一連の作品の最初に位置するといい、主演した岡島艶子によれば、本作のあとに「悪魔派」とされる悪麗之助監督、本作と同じ寿々喜多呂九平脚本の『蜘蛛』がつづいたのだという〔。 本作の上映用プリントは、現在、東京国立近代美術館フィルムセンターにも〔所蔵映画フィルム検索システム 、東京国立近代美術館フィルムセンター、2010年2月15日閲覧。〕、マツダ映画社にも所蔵されていない〔主な所蔵リスト 劇映画=邦画篇 、マツダ映画社、2010年2月15日閲覧。〕。現存しないとされる映画を中心に、玩具映画を発掘・復元する大阪藝術大学のリストにも存在しない〔玩具映画フィルム・リスト 、大阪藝術大学、2010年2月15日閲覧。〕。現状、観賞することの不可能な作品である。 公開時のポスターの煽り文句は以下の通り。 :「恋を弄ぶ魔性の美女と、其美に幻惑されて醜くも鬩ぎ争ふ人々の群れ変態性の女を主材として・・・ 鬼才寿々喜多呂九平氏が得意の鋭き筆に描き出せる凄妖怪奇の物語り・・・」 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「墓石が鼾する頃」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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