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増田 俊也(ますだ としなり、1965年11月8日 - )は日本の小説家。 2006年に『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞でデビュー。 ガルシア=マルケス、ミラン・クンデラに傾倒し、塩野七生、筒井康隆、ロバート・B・パーカー、カート・ヴォネガット、トルーマン・カポーティ、ヘミングウェイ、ドストエフスキーらを好きな作家として挙げている〔『オール讀物』2012年5月号〕〔『このミステリーがすごい! 2011年版』宝島社、2010年〕〔『本の雑誌』2010年3月号〕。 小説だけではなく、ノンフィクションや随筆、評論の分野でも活動し、大宅賞も受賞している。大宅賞受賞作『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』(新潮社)はトルーマン・カポーティの『冷血』を意識して作家も作中に出る手法をとっており、「私は血の通った文章を書く小説家であり続けたい」と『群像』誌上で記している〔『群像』2011年12月号〕。2013年には純文学的色彩の濃い自伝的小説『七帝柔道記』(角川書店)も発表するなど、作風は幅広い。 実父の従兄弟に詩人の安西均がいる〔公式ブログ 増田俊也の憂鬱なジャンクテクスト プロフィール 〕。 == 経歴 == 愛知県出身。愛知県立旭丘高等学校卒業。 2浪して北海道大学へ入学し、大学時代は柔道部で高専柔道の流れを汲む寝技中心の七帝柔道を経験する。北大柔道部の先輩には旭山動物園園長だった小菅正夫がいる〔漫画版『シャトゥーン〜ヒグマの森〜』第3巻の帯は小菅が書いている〕。ホッキョクグマの生態研究者を志していたため、柔道部の他に北大ヒグマ研究グループにも入りたかったが、柔道部と両立できずに断念した〔奥谷通教、増田俊也『シャトゥーン〜ヒグマの森〜』第1巻、集英社、2008年。あとがき〕〔『七帝柔道記』(角川書店)〕。 4年生の最後の七帝戦が終わって柔道部を引退後に大学を中退する。1989年に北海タイムスに入社して新聞記者になる。1992年、中日新聞社へ転職し、中日新聞社中日スポーツ総局報道部記者になる〔文藝春秋社公式サイト〕〔中日新聞 2012年4月11日〕。 2006年、『シャトゥーン ヒグマの森』で第5回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞して作家となる。同作の原点は、大学時代に自然保護運動、環境保護運動に取り組んでいたときの知床原生林強行伐採の時の怒りであるという〔奥谷通教、増田俊也『シャトゥーン〜ヒグマの森〜』第3巻、集英社、2009年。あとがき〕。 2012年、『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』で第43回大宅壮一ノンフィクション賞、第11回新潮ドキュメント賞をダブル受賞した〔新潮社公式サイト〕。 2013年、『七帝柔道記』で第4回山田風太郎賞最終候補にノミネートされた。 2013年、『土星人襲来』収録のNOVA 書き下ろし日本SFコレクション (河出書房新社)が第44回星雲賞自由部門を受賞。2014年には同作が第31回日本SF大賞特別賞を受賞。 現在は、畑正憲の評伝を執筆中。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「増田俊也」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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