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【名詞】 1. artist 2. writer =========================== ・ 墨 : [すみ] 【名詞】 1. ink ・ 墨客 : [ぼっきゃく] 【名詞】 1. artist 2. writer ・ 客 : [きゃく] 【名詞】 1. guest 2. customer
文人(ぶんじん)とは、中国の伝統社会に生じたひとつの人間類型であり、「学問を修め文章をよくする人」の意である〔現代中国において「文人」とは中国固有の人間類型とはせず、「作家」、「著述者」、「文学者」、「知識人」と同一の言葉として認識されている。「文人」が中国の伝統社会の中で生まれた特殊な類型としているのは、むしろ日本においてであり、奇妙な認識のズレがある(中嶋2006、170頁)。〕。 ==概要== 中国の長い歴史的変遷によって文人の性格は大きく変化し、研究者によって様々な解釈がなされ、必ずしも一様とはいいきれないが、「学問を修め、文章をよくする人」であることが文人たる所以といえる。この「学問を修める」とは経書経学( 儒学的知識)を中心に、史学・漢学など幅広い知識を有する読書人であることを前提とし、さらにその教養をベースとした詩文の才が問われる。「文章を能くする」とは優れた文章作成能力を差し、能文であるのみならず能筆であることも分ち難く結びついている。 さらにもうひとつ文人である条件を挙げるならば、士人(士大夫)でなければならないということである。中国において士人とは時代的変遷はあるものの概ね、儒家としての人文的教養を身につけ、支配的・指導的な立場にある者のことをいう。つまり文人は王侯・貴族・官僚・地主・地方豪族などの支配者的な階級・地位の出身者がほとんどであった。しかし、時代が下った明代以降には必ずしもこの条件に当てはまらない文人が多数出現しているという点も看過できない。 六朝時代にそのプロトタイプが見られるが、中唐から宋代になると文人的な自覚をもった人物が現れ始める。彼らの意識の根底には雅俗認識を主な価値基準とする人間観・世界観があり、風雅を求め山紫水明を愛する気風が生じてくる。と同時に、多芸多趣味・アマチュアリズム・反俗性・孤高性・養生・隠逸志向などの多様な文人属性が数えられるようになる。このような属性の付与をもって今日我々がイメージする一般的な「文人」像が成立したといえる。なお、必ずしも文人とされる人物が「文人」という名辞をもって自らをはっきり規定していたのではなく、後に「文人」としての枠組みにその人物を収めた場合も多分にあるということを留意されたい。 日本の文人については中国との社会制度の違いから、その定義が極めて難しく、厳密に言えばその存在を否定しかねない。しかしながら、特に江戸時代中期以降になると明確に文人意識を持ち、文人文化を実現した人々が多数存在したこともまぎれもない事実である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「文人」の詳細全文を読む
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