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壺イメージ療法 : ミニ英和和英辞書
壺イメージ療法[つぼいめーじりょうほう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
療法 : [りょうほう]
 【名詞】 1. remedy 2. medical treatment 
: [ほう]
  1. (n,n-suf) Act (law: the X Act) 

壺イメージ療法 : ウィキペディア日本語版
壺イメージ療法[つぼいめーじりょうほう]
壺イメージ療法(つぼイメージりょうほう)とは、臨床心理学田嶌誠一が考案したイメージ療法のひとつのことである。
== 概説 ==
田嶌がある患者にフリーイメージ法を適用していた際、患者が“洞窟にが並んでいる”というイメージを語った。当初は壺から何か出てくるかもしれない、といった教示を行ったが変化がなかったため、“その壺に入ってみる”と教示したところ、これまでと異なり、身体感覚を中心としたイメージが出現した。その後、患者の症状は消失したという。
このエピソードを契機に工夫を重ね、1983年に発表された。その後1987年に創元社より『壺イメージ療法 その生い立ちと事例研究』が出された。精神医学者中井久夫も同書の座談会に参加するなど、注目された技法であるが、その後同書は絶版となった。
心のことが入っている“壺”を複数イメージし、その壺の中に入って、そこで感じる身体的・心理的感覚を体験してみたり、壺自体の落ち着く仕舞方を工夫するなど、イメージ内容によってその後の展開は様々である。壺はイメージの展開をある程度コントロールするとされ(イメージの安全弁)、他のイメージ技法より比較的マイルドであるといわれている。
ただし、田嶌自身“安全弁は暴露弁”と指摘するように、同技法の適用は他法と同じように慎重を有するし、専門家に実施してもらう必要がある。
なお壺やその内容物に関する象徴的解釈(イメージ内容)よりも、そのイメージをじっくりと体験すること(イメージ体験)、及びそれをいかに体験するかという“イメージの体験様式”を重視し、内界に対する“受容的探索的構え”の形成が治癒要因であるとされる。またその体験様式の変化をモデル化し、イメージが持つ治癒力に関する論を展開している。
なお、海外で発刊されたイメージ療法ハンドブックに同技法が収録されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「壺イメージ療法」の詳細全文を読む




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