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外務大臣(がいむだいじん)または外相(がいしょう)は、主権国家において外交政策の立案を補佐する政府の閣僚。 == 概要 == 外務省は多くの場合、政府首班の下で最上位クラスの機関とみなされている。連立政権では、副首相に権限が与えられる事がある。 外務大臣の権力は、政府ごとに異なる。古典的な議院内閣制においては外務大臣が対外政策の決定に及ぼす権力は絶大であるが、総理大臣の力が強い場合にはその権力は限定され補助的な政策の決定のみに携わる場合もある。大統領制を採る国では大統領が強力な権力を持つので外務大臣の機能はより制限される。 第二次世界大戦の終わり頃から、外務大臣と国防大臣が外交戦略の諮問委員会(米国では国家安全保障会議と呼ばれる)の構成員を兼ねる事が一般的になった。19世紀から20世紀の初頭にかけては、多くの国家において政府首班が外務大臣の役割を兼ねていたが、今日の先進国でこの制度を採る国はまれである。 外務大臣は政治的な役割を果たす事はもちろん、伝統的に外交に関する幅広い役割(例えば外国の指導者を接待したり他国を公式訪問するなど)を担っている。一般的には、閣僚の中で最も多く外遊するのが外務大臣である。 アメリカ合衆国では外務大臣は国務長官 (''Secretary of State'') と呼ばれる。最も歴史の長い閣僚ポストである。イギリス連邦では、1968年に過去に分割された外務省と連邦省が合併し、外務英連邦省となった時からこのポストは外務大臣 (Foreign Secretary) と呼ばれる。公式な名称は外務英連邦大臣 (''Secretary of State for Foreign and Commonwealth Affairs'') である。 スペイン語圏のラテンアメリカ諸国では、外務大臣は canciler との名で呼ばれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「外務大臣」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Foreign minister 」があります。 スポンサード リンク
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