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桜井茶臼山古墳(さくらいちゃうすやまこふん)は、奈良県桜井市外山にある前方後円墳。国の史跡に指定されている。 名称は所在地名を冠して「外山茶臼山古墳(とびちゃうすやまこふん)」とも。 == 概要 == 本古墳は、磐余の地に接した初瀬川の左岸にあり、自然丘陵を利用して築造されたものである。墳丘長207メートル、前方部が細長く、全体が柄鏡(えかがみ)形を呈する柄鏡式古墳である。古墳時代初期の内でも比較的新しいものであり、箸墓古墳に後続する時期に造営された巨大な前方後円墳である。この古墳の存在が知られるようになったのは、戦後しばらくたってからであり、雑木林に覆われて、単なる丘陵の観を呈していた。後円部の頂に高さ2メートル弱、一辺9.75×12.5メートルの貼石のある矩形壇があり、また方形に巡る有孔の壺形土器(二重口縁壺形土器)が壇の裾周りに巡らされているのを別にすると、墳丘に埴輪を使用した痕跡がない。段築面には葺石が施されている〔桜井茶臼山古墳範囲確認発掘調査 記者発表・現地説明会資料(2003年3月24日) 〕。また、陪墳群がみられない。 この古墳の後円部の空濠の外に、宗像神社がある。筑前国宗像郡の宗像神社と同神である。宗像神社は、全国に散在していて、この大和にある神社は、いつ頃からの鎮座か、さらに社殿が建てられた年代はいつなのか、詳細は不明である。しかし、北部九州系の神社が大和にあることは注目に値する。 墳丘にしみこんだ雨水を抜くための石組の地中排水溝があることが、レーダー探査による調査で2007年(平成19年)に確認されている〔天理大学トピックス−民俗学研究室の遺跡探査チームレーダー探査-新たな発見続々と! (天理大学、2007年07月17日)〕。 2009年(平成21年)の発掘調査では、石室の精査がなされている(以下参照)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「桜井茶臼山古墳」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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