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多自然型川づくり : ミニ英和和英辞書
多自然型川づくり[たしぜんがたかわ-]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [た]
  1. (n,pref) multi- 
自然 : [しぜん]
 nature, natural, spontaneous,
: [かた]
 【名詞】 1. mold 2. mould 3. model 4. style 5. shape 6. data type 
: [かわ]
 【名詞】 1. river 2. stream 

多自然型川づくり : ウィキペディア日本語版
多自然型川づくり[たしぜんがたかわ-]
多自然型川づくり(たしぜんがたかわ-)とは、平成元年度から旧建設省が実施している河川事業の一つ。
この事業名称で、1991年11月の建設省(現・国土交通省)が全国通達したことに端を発している。
治水の項にあるように、日本では、"近自然的な"河川整備を日本的に咀嚼した河川づくりとされているが、この近自然的河川づくりとは、1970年代ヨーロッパスイスドイツオーストリアで誕生したWasserbau(かわづくり)という河川整備観念のうち、自然をいかした川づくりに2つの種類naturnahとmehr Naturがあり、naturnahを近自然、mehr Naturを多自然と日本では訳している。関正和ら当時の建設省河川技術陣は、後者を事業名に採用したとされている。一方のNaturnaher Wasserbau の方は、学術名として「近自然河川工法」という工法名称を生み出した。
Mehr Naturでの多自然という意味は、自然が多いという意味ではなく、自然の捉え方、多様性という意味を指している。全国の は現在、上記の通達「多自然型川づくりの推進について」を転機にして、その後の河川法改正とあわせ、今後の河川計画の基本とされるようになる。
多自然型川づくりの名称をめぐっては、特定の工法や区間にのみ適用されるという印象を与える「型」を除き、現在では「多自然川づくり」へと名称変更がなされ、全ての川づくりの基本とされ現在に至る。
== 多自然型川づくりに関する主な人物 ==

* 岡崎文吉 - 明治42(1909)年に「自然主義」による治水事業を提唱した人物
* 亀岡徹 - 自然環境と調和した川づくりを提唱した人物の一人
* 萱場祐一 - 独立行政法人土木研究所 自然共生研究センター長
* クリスチャン・ゲルディ - 近自然河川工法を日本に紹介した人物
* 桜井善雄 - 信州大学名誉教授
* 島谷幸宏 - 九州大学大学院教授
* 杉山恵一 - 静岡大学名誉教授
* 妹尾優二 - 多自然型川づくりの専門家
* 関正和 - 自然環境と調和した川づくりを提唱した人物の一人
* 玉井信行 - 金沢大学教授,東京大学名誉教授
* 千田稔 - 自然環境と調和した川づくりを提唱した人物の一人
* 土屋十圀 - 前橋工科大学教授
* 中村太士 - 北海道大学大学院教授
* 福留脩文 - 多自然型川づくりの専門家
* 森清和 - 自然環境と調和した川づくりを提唱した人物の一人
* 山岸哲 - 山階鳥類研究所所長,元京都大学大学院教授
* 山道省三 - NPO法人全国水環境交流会代表理事
* 山本晃一 - 河川環境管理財団河川環境総合研究所長
* 吉川勝秀 - 日本大学教授
* 吉村伸一 - 多自然型川づくりの専門家

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「多自然型川づくり」の詳細全文を読む




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