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多良崎城(たらざきじょう)とは、茨城県ひたちなか市足崎にあった、鎌倉末期から南北朝時代にかけて築城されたとされる中世の居館(日本の城)である。市内にある居館跡では最大規模とされる。旧勝田市は勝田史跡第一号と指定した。なお今日においてこの一帯は「足崎」と表記されるが、鎌倉期の史料では「多良崎」と記されている。そしてこの館は「多良崎要害」または「多良崎館」と書かれている。 == 概要 == 現在は太郎崎という名の真崎浦南岸最大の半島状の台地にある水田地帯に突き出た細長い小山に過ぎないが、かつては東、北、西を真崎浦(明治時代以前はここから東海村をへと続く湖があったが、現在は灌漑事業により埋め立てられ水田地帯となっている)に囲まれた要害の地である。船泊まりがあり、湖上交通を管理する館と推定される。しかし生活や政治には不便であり、別の居館に在住していた可能性がある。よって攻撃を受けた場合の詰め城という意味合いが強い。いわば統治的というより地政学的な意義があったと思われる。館こそないものの、本郭、木戸跡、烽灯台などがあり中世の遺構を色濃く残している。既述の通り、築城年代は概ね推定されている。それは常滑焼が大量に出土しているからである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「多良崎城」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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