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ヴィジュネル暗号(ヴィジュネルあんごう、''Vigenere cipher'')とは、フランスの外交官ブレーズ・ド・ヴィジュネルによる多表式の換字式暗号のことである。多表式の暗号は、単一換字式暗号が安全でなくなってきた15世紀後半から16世紀後半にかけて考え出された暗号で、ヴィジュネル暗号はその中で恐らく最も有名なものである。 ==発明== 1460年代、レオン・バッティスタ・アルベルティが、多表式の暗号の原型を思いついた。それは、今までの換字式暗号は一つの暗号アルファベットを使ってきた。そうではなく、2つ以上の暗号アルファベットを使ってはどうかと考えたのだ。これを引継いだのが、ドイツの修道院長、ヨハネス・トリテミウス、次は、イタリアの科学者、ジョヴァンニ・ポルタ。そして、フランスの外交官、ブレーズ・ド・ヴィジュネルにバトンされていった。各々がこの暗号に重要な発展をもたらしたが、最終的な形に仕上げたヴィジュネルの名前が付いている。ヴィジュネルは1586年、『秘密の書記法について』を出版した。ここまでくるのに100年以上費やした「難産」の暗号だったが、しばらくの間、無視された。その理由として、いまだ単一換字式が虫の息ながら残っていたこと、単一換字式に対して暗号化・復号が難しいこと、が挙げられる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ヴィジュネル暗号」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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