|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 夜 : [よる] 1. (n-adv,n-t) evening 2. night ・ 夜行 : [やこう, やぎょう] 1. (n,vs) walking around at night 2. night train 3. night travel ・ 行 : [くだり, ぎょう] 【名詞】 1. (1) line 2. row 3. (2) verse
夜行さん(やぎょうさん)は、阿波国(現・徳島県)に伝わる妖怪。 == 概要 == 大晦日、節分、庚申の日、夜行日(陰陽道による忌み日。正月・2月子日、3月・4月午日、5月・6月巳日、7月・8月戌日、9月・10月未日、11月・12月辰日)に現れ、首切れ馬(首のない馬の妖怪)に乗って徘徊する鬼。遭遇してしまった人は投げ飛ばされたり、馬の足で蹴り飛ばされたりしてしまう。そのためかつては、人々は前述の出現日の夜の外出を控えるよう戒められていた。運悪く遭遇してしまった場合は、草履を頭に載せて地面に伏せていると、夜行さんは通り過ぎて行くので、この難から逃れることができるという。 三好郡山城谷村政友(現・三好市)では髭の生えた片目の鬼であり、家の中でその日の食事のおかずのことを話していると、夜行さんが毛の生えた手を差し出すという。また高知県高岡郡越知町野老山(ところやま)付近では夜行さんをヤギョーといい、錫杖を鳴らしながら夜の山道を通るというが、姿形は伝えられていない。 前述のように、一般には夜行さんは首切れ馬に乗っているものといわれるが、夜行さんと首切れ馬は必ずしも対になっているわけではなく、むしろ首切れ馬単独での伝承のほうが多い。特に吉野川下流から香川県東部の地域においては、首切れ馬に乗ったこの鬼ではなく、首切れ馬そのもののことを夜行さんと呼び、節分の夜に現れるといわれる〔。 また徳島県では大晦日、節分の夜、庚申の夜、夜行日などは魑魅魍魎が活動する日とされ、夜歩きを戒める日とされた。元来、夜行日とは祭礼の際に御神体をよそへ移すことをいい、神事に関わらない人は家にこもり物忌みをした。その戒めを破り神事を汚したものへの祟りを妖怪・夜行と呼ぶようになったとの説もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「夜行さん」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|