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黄泉(よみ)とは、日本神話における死者の世界のこと。古事記では黄泉國(よみのくに、よもつくに)と表記される。 ==語源== 黄泉とは、大和言葉の「ヨミ」に、漢語の「黄泉」の字を充てたものである。漢語で「黄泉」は「地下の泉」を意味し、それが転じて地下の死者の世界の意味となった。 語源には以下のような諸説がある。 #「夜」説。夜方(よも)、夜見(よみ)の意味、あるいは「夜迷い」の訛りともいう〔出雲地方に「夜見」とつく地名があるのでこれにこじつける説もあるが、黄泉のヨは上代特殊仮名遣いでは乙類なので「夜」(甲類のヨ)ではありえず、現在では完全に否定されている。〕。 #「四方」説。単に生活圏外を表すとの説。 #「闇」説。闇(ヤミ)から黄泉(ヨモ・ヨミ)が派生したという〔辞書や事典レベルでは現在、最も流布している説ではあるが、ヨモ・ヨミの「モ/ミ」を乙類とする前提に立っているためこれが崩れた場合には否定される説である。延喜式の『鎮火祝詞』の仮名遣いから、ヨミのミが甲類である可能性が指摘されている。〕。 #「夢」説。もともと夢(ユメ)のことをさしていたという〔『出雲国風土記』に洞窟(黄泉津比良坂)に入る夢を見た者は死ぬとある。〕。 # #「山」説。黄泉が「坂の上」にあり、原義は山であるとする〔「東アジアの古代文化」91号 大和書房 1997年 p.112『黄泉/ヨモ-漢語に隠される和語の世界―』西條勉 他〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「黄泉」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Yomi 」があります。 スポンサード リンク
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