|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ マゼラン雲 : [まぜらんうん] (n) Magellanic Clouds ・ ラン : [らん] 【名詞】 1. (1) run 2. (2) LAN (local area network) 3. (P), (n) (1) run/(2) LAN (local area network) ・ 雲 : [くも] cloud
大マゼラン雲(だいマゼランうん)〔国立天文台 編『理科年表 2008年版』丸善、2007年、131(天55)頁。〕〔川崎 渉「主な星雲・星団」『天文年鑑 2009年版』誠文堂新光社、2008年、309頁。〕〔三上孝雄「銀河」『天文観測年表 2008年版』地人書館、2007年、197頁。〕は、かじき座からテーブルさん座にかけて位置する銀河である。 == 解説 == Sm 型の棒渦巻銀河〔とされるが、Irr-I 型の不規則銀河に分類されることもある。小マゼラン雲とともに銀河系の伴銀河となっており、アンドロメダ銀河などとともに局部銀河群を構成している。南天にあるため、日本からは見ることができない。南半球では、かじき座とテーブルさん座にまたがるぼんやりとした雲のように見える。太陽系からおよそ16万光年(5万パーセク)の距離に位置し、質量は銀河系の10分の1程度、直径は銀河系の20分の1程度の矮小銀河であり、局部銀河群の中ではアンドロメダ銀河 (M31)・銀河系・さんかく座銀河 (M33) に次ぐ4番目に大きなメンバーである。形態は不規則銀河であるが、わずかに棒構造や渦巻構造の痕跡が見られる。このことから、かつては棒渦巻銀河であったものが、銀河系との相互作用によって変形を受けて現在の形状になったと考える研究者もいる。将来的には銀河系から離れていくと考えられている。 ハッブル宇宙望遠鏡を使って7年間の観測を行った結果、大マゼラン雲の回転速度が正確に測定され、その中央部は2億5000万年で一回転していることがわかった。 大マゼラン雲には、局部銀河群の銀河の中でも最も活発なスターバースト領域である散光星雲のタランチュラ星雲 (NGC 2070) や、1987年に出現し、宇宙ニュートリノが検出された超新星 SN 1987A〔4 年たった超新星 1987A 公益社団法人 日本天文学会〕 が存在する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大マゼラン雲」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|