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大ヶ生金山(おおがゆきんざん)は、岩手県盛岡市大ヶ生に存在した金・銀の鉱山。大萱生鉱山とも。現在は萬寿坑、大生坑などの坑道が残されている。 ==概要== 大ヶ生金山の歴史は古く、奥州攻めの際に領地を与えられた河村秀清の後裔、斯波氏家臣の大萱生氏が採掘を手掛けていたとされ、明治になって秋田県の細川氏がその旧坑を見つけて採掘を再開したが、経営は思うようにいかずに幾度となく経営者が変わった。村上氏の経営に移ると大断層の先でついに金鉱脈に着脈し、その後住友金属鉱山に経営が移ると最盛期を迎え、大生坑、明星坑、永楽坑など多数の坑道が掘られた。最高品位Au80g/tを誇り、最高で年間80kgを超える金を生産していたとされる。なかでも大生坑、萬寿坑は大ヶ生金山最盛期の主要坑道である。 1940年には新たに宝生坑が開坑したが、その三年後、太平洋戦争の激化による金山整備令によって多くの残鉱を残して閉山、坑道は湧水で水没した。 当鉱山付近では、古生層の粘板岩を貫く変輝緑岩に前期白亜紀の花崗閃緑岩が貫入し、この境界に金・銀が異常濃集した石英脈が形成されている。付近には黒森金山や朝島金山などがあり、金山密集地域であった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大ヶ生金山」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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