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大井川鉄道cトキ200形貨車(おおいがわてつどうcトキ200がたかしゃ)は大井川鐵道井川線で使われている貨車。 == 概要 == 木製のあおり戸と妻板をもつ、2軸ボギー無蓋車である。日本国有鉄道(国鉄)トキ10形を縮小したような形状で、「トキ」を称するものの荷重は16トンで、国鉄でいえば"ム"級の荷重に過ぎない。1953年(昭和28年)に、井川線が中部電力の専用線として全通するのに備えて製造された形式である。 三菱重工業および近畿車輛で25両ずつ、合計50両が製造され、当時ダム建設で大井川を流送できなくなった木材輸送に主に用いられ、cワフ0形と連結して大井川本線にも乗り入れた。また、井川線として旅客営業が開始されてからは、乗客が多く客車だけでは足りない場合に、旅客列車に使用されたこともある。 その後は、貨物輸送の減少と旅客輸送の増加から、廃車解体されたり、同社スロニ200形・スロフ300形・スハフ500形・クハ600形などの客車に改造されるなどして数を減らしているが、2006年(平成18年)現在9両が在籍しており、事業用として石炭ガラの輸送などにも使用されている〔保育社「私鉄の車両14 大井川鉄道」に写真が掲載されている。〕。井川線において井川寄りに連結した制御客車(クハ600形)から千頭寄りに連結した機関車を制御するための引き通し線を、日本の貨車としては極めて珍しく持ち、ジャンパ線の存在が写真からも見て取れる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大井川鉄道cトキ200形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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