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大井川鉄道cワフ0形貨車(おおいがわてつどうcワフ0がたかしゃ)は、大井川鐵道が所有する有蓋緩急車。 == 概要 == 1953年12月に4両が日本車輌製造で製造された。 車体は半鋼製で自重5.0t、荷重は4.5tである。 この貨車の一番の特徴は井川線用と大井川本線用の連結器を双方備えていることで、両妻面それぞれに連結器が上下に並んで2つ装備されている。これは、連結器の中心線が、大井川本線では日本の通常の鉄道と同じくレール面から880mmとなっているのに対し、井川線の規格ではレール面から640mmとなっていて連結器高さが異なることから、同じ1067mm軌間でありながら車両の規格が異なる井川線車両が大井川本線に乗り入れる際の連結器変換アダプター(控車)の役割を当貨車が兼ね備えているためである。井川線において、井川方に連結した制御車から千頭方に連結した機関車を制御するための引き通し線を持っているのは、他の井川線用貨車と同様。 また、本形式はこの連結器取り付け、特に上段の並形自動連結器の緩衝器と復心装置を内蔵する必要があったことから、床の両端部が一段持ち上げられていること、それに車掌室の出入り口が片側面にしかなく、反対側は窓のみとなっていることも大きな特徴である。 貨物輸送が行われていた際には、材木等を積載したcトキ200形が本形式を介してE10形電気機関車やそれに続く本線用貨車に連結され、新金谷駅まで直通運転された。貨物輸送の終了後も、石炭ガラ輸送列車において同様の運行形態がとられている〔保育社「私鉄の車両14 大井川鉄道」に写真が掲載されている。〕。 2007年現在でも4両全車両が在籍している。なお、ワフ2・3は本線用の連結器を取り外し、井川線で社用品輸送に用いられている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大井川鉄道cワフ0形貨車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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