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大北電信会社(デンマーク語:Det Store Nordiske Telegraf-Selskab A/S、英語:The Great Northern Telegraph Company、英略称:GNTC)はデンマークの電気通信事業を営んでいた会社。明治時代には「大北部電信會社」と訳されたほか〔石原『国際通信の日本史』p.50。〕、「グレート・ノーザン・テレグラフ株式会社」と記されることもある〔たとえば、〕。現社名は「GN Store Nord A/S(略称:GN)」だが、後述のとおり旧称も使用される。 日本に初めて海底ケーブルを陸揚げした。以来およそ一世紀にわたり日本の国際通信を仕切った。日本は国際通信において不平等な協定に甘んじた。平等な協定が結ばれたのは1969年のことであった。 ==沿革== ===電気通信事業=== 1869年6月1日、デンマーク=ノルウェー=イギリス電信会社(英語:Danish-Norwegian-English Telegraph Company、1868年4月設立)、デンマーク=ロシア電信会社(英語:Danish-Russian Telegraph Company、1868年末設立)及びノルウェー=英国海底電信会社(英語:Norweigian-British Telegraph Company)の3社合併により、デンマーク・コペンハーゲンの内に大北電信会社が設立され、旧社からデンマーク-ノルウェー間及び英国-デンマーク間の海底ケーブルの運用を継承した。 同年6月5日、からボーンホルム島を経てリエパーヤ(当時ロシア帝国、現ラトビア)間の海底ケーブルを開通させ、ロシアとの電信を始めた。 同年10月、ロシア政府からウラジオストクまでの電信線建設・運用の認可を受け、1870年1月9日に大北支那日本拡張電信会社(英語:The Great Northern China and Japan Extension Telegraph Company)を設立。5月に大東電信会社と営業圏に関する取り決め。1871年4月18日、上海-香港間に敷設した海底ケーブルを開通させた。欧亜陸上電信線は1872年1月1日にウラジオストクまで開通し、後述のウラジオストク-長崎間及び長崎-上海間、さらには先に敷設された上海-香港間のケーブルと接続された。なお、拡張電信会社は同年2月23日に大北電信会社に合併されている。 1873年に上海-香港間のケーブルをアモイと接続。ケーブルに反対して民衆の暴動が度重なった。そこで中国政府は1875年、国内の陸上線を大北電信から買収した。翌年4月に国有化され、住民の怒りを鎮めるために全線を廃止。他方、日本の台湾出兵を受け、台湾-アモイ間のケーブルを敷設した。1878年、李鴻章が大北電信と協定するために盛宣懐を派遣している。 1906年、既に英本土とケーブルで結ばれていたシェトランド諸島からトースハウン(デンマーク領フェロー諸島)を経てセイジスフィヨルズル(当時デンマーク領、現アイスランド)までの海底ケーブルを開設。1907年時点での海底ケーブル延長は約15,600kmに達した。 1950年、デンマーク-イギリス間に同軸海底ケーブルとして当時世界最長の570kmの回線を開通。当初電信24回線が供用されたが、数年後には海底中継器の挿入により192回線に増加した。 1962年1月、英国スコットランド-トースハウン-ヴェストマン諸島(アイスランド)間を結ぶ海底同軸ケーブルの敷設に参加し、英国・デンマーク・アイスランド各政府との共同持分を取得。さらに1963年には、ヴェストマン諸島-フレデリクスダル(現ナルサルスアーク。デンマーク領グリーンランド)-コーナーブルック(カナダ)間の海底同軸ケーブルをカナダ海外電気通信公社(英語:Canadian Overseas Telecommunications Corporation。現)と共同で運用開始した。 1985年9月、「GN Store Nord A/S」に改称。ただし、定款では次の7つの名称も営業に使用することとしている。 # Det Store Nordiske Telegraf-Selskab (Aktieselskab) # GN Store Nordiske Telegraf-Selskab A/S # GN Great Nordic Ltd. A/S # The Great Northern Telegraph Company Ltd. A/S # GN Great Northern Telegraph Company Ltd. A/S # La Grande Compagnie des Telegraphes du Nord S.A. A/S # GN Grande Companie des Telegraphes du Nord S.A. A/S 1991年9月9日、ベルサウス(現AT&Tモビリティ)との合弁でデンマークにおけるGSM900MHz帯携帯電話事業の免許を取得し、を設立。1992年9月にサービスを開始したが、2000年7月13日にTelenorがGN Store Nordの持ち株(Sonofonの出資比率の53.5%)を買収、2003年12月10日にはベルサウスの持ち株も買収して完全子会社化し、2009年6月15日からは「Telenor Denmark」として営業している。 2000年、電気通信事業のリストラを発表。相前後して事業整理を進め、2011年末のモルドバ線の期限満了をもって電気通信事業から撤退した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大北電信会社」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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