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『大地と自由』(''Land and Freedom'')は、1995年公開のイギリス・スペイン合作映画。スペイン内戦を舞台として、ジョージ・オーウェルのカタロニア讃歌を思わせる設定となっている。 1995年度のカンヌ国際映画祭において、国際批評家賞を受賞した。 == あらすじ == 現代のイギリス。デヴィッド・カーは孫娘に見取られながら、息を引き取る。残された孫娘は祖父の遺品を整理するうち、祖父がスペイン内戦に義勇兵として参加していたことを知る。 1936年、失業中のグレートブリテン共産党員、デヴィッド・カーはスペインにおける人民戦線とファシストとの戦いを知り、人民戦線を守る戦いに身を投じることを決意する。スペインに密入国したデヴィッドは、列車内で知り合ったベルナール・グジョンの勧めでPOUM(マルクス主義統一労働者党)系の民兵隊に志願する。アイルランド人のクーガン率いる部隊に配属されたデヴィッドは戦いの中で勇敢な兵士へと成長するが、とある村を解放する戦いでクーガンの戦死を目の当たりにする。デヴィッドは自分に落ち度があったのではないかと自分を責めるが、クーガンの恋人・ブランカはクーガンの戦死後も気丈に振舞う。そんなブランカの強さにデヴィッドは次第に惹かれていった。 そのころ、人民戦線内部ではスターリン主義者が勢力を伸ばしていた。民兵内では、スターリン主義者に同調して武器や援軍を得るか、これまでのような自由を維持するためにスターリン主義者とは距離を置くか、意見が対立していた。武器や規律の重要性を強調するローレンスはスターリン主義者との協調を説き、デヴィッドも一度はそれに賛同するが、結局、武器や援軍より自由を選ぶ。しかし、銃の暴発によりデヴィッドは負傷し、バルセロナで休養することとなる。そこで、デヴィッドは駆けつけたブランカと恋に落ちるが、デヴィッドが共産党員としての義務感からスターリン主義者系の国際旅団に加わったことを知ると、ブランカはデヴィッドの下を去る。 しかし、国際旅団に参加したデヴィッドが目にしたのはファシストよりも人民戦線内の非共産党系勢力の掃討に血道をあげるスターリン主義者の姿であった。ある日、スターリン主義者の将校たちが民兵たちを愚弄する姿を見たデヴィッドはバルセロナを去って、かつて自分が属した民兵隊に戻っていく。しかし、人民戦線内で孤立した民兵たちに残されていたのは武器も援軍もない中での絶望的な戦闘であった…。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大地と自由」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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