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振袖(ふりそで)は、身頃と袖との縫いつけ部分を少なくして「振り」を作った袖をもつ着物である〔小学館、長崎巌『きものと裂のことば案内』2005年、8-9頁〕。 現代では若い女性の、黒留袖や色留袖、訪問着に相当する格式の礼装である。成人式や結婚式の披露宴で着用される機会が多い。 == 特徴と分類 == 振袖の本来は、着用者が未婚か既婚かということで決める物ではなく、年齢に応じて着用する。振袖は若い女性の和服である〔主婦と生活社、石橋真理子 別冊週刊女性編集部 編著『ロイヤルファッションへの道』1993年、酒井美意子氏インタビュー157-173頁〕。それゆえ、ある程度の年齢になると一般的な女性は着用しない。 「振り」とは「振八つ口」とも呼ばれ、身頃に近い方の袖端を縫い付けずに開口している部位のことを指す。現代の振袖の特徴は「振り」があり、かつ、袖丈が長いことである。袖に腕が入る方向に対して垂直方向の長さが袖丈である。振袖はその袖丈の長さにより「大振袖(本振袖)」(袖丈114cm前後)、「中振袖」(袖丈100cm前後)、「小振袖」(袖丈85cm前後)に分類される。 現代では最も袖丈の短い小振袖はほとんど着用されず、もっぱら大振袖・中振袖が用いられるが、格式がある柄付けならば小振袖でも中振袖でも第一礼装となり、一般的な大振袖より格が落ちるわけではない。今日の成人式に着用される振袖はほとんどが大振袖(本振袖)である。 例外的に、演歌歌手など芸能の女性は年齢・既婚などに関係なく公演等で振袖を着る場合がある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「振袖」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Furisode 」があります。 スポンサード リンク
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