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大杉 重男(おおすぎ しげお、1965年4月21日- )は、日本の日本近代文学研究者、文芸評論家。首都大学東京人文科学研究科文化関係論専攻教授。 ==来歴== 東京都生まれ。京都大学文学部哲学科(社会学専攻)卒業。1997年東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程(国文学専攻)退学。「『あらくれ』論」(『群像』1993年6月号所収)で1993年に第36回群像新人文学賞評論部門を受賞。東京都立大学講師、助教授、首都大学東京教授。 2001年に「重力」編集会議に加わり、『重力01』及び『重力02』に参加(『重力03』には不参加を表明)。福田和也は「東浩紀・文芸時評の新鮮ローキック」(『正論』1997年3月号)で「ここしばらく、新しい批評家の書くものが目につくようになってきた。佐飛通俊、高橋勇夫、大杉重男といった人の仕事は、なかなか興味深い。」と記している。一方、大杉は「福田が現実にしているのはむしろ借金をしている人間にさらに借金をさせ多重債務に陥らせて、その過程でマージンを取ることであるように見える。それは不良債権を完全な破産まで導き、破産管財人として知そのものを放棄したたき売りにすることです。〔」『早稲田文学』2001年1月号所収〕」と福田に批判的である。「知の不良債権」では柄谷行人や浅田彰も批判している。激しい柄谷批判を展開しているが、柄谷は東浩紀、鎌田哲哉、千葉一幹、大杉をまとめて「批評の批評しかやったことがないから、小説が読めない。教養がない。語学力もない。」「一人前の批評家になれるわけがない」と切り捨てている〔〕。 保坂和志の『季節の記憶』を『図書新聞』1996年10月19日号で書評し、保坂作品は「父権主義的」で「あまりに全体主義的な小宇宙」であると厳しく批評した。これに対して保坂和志からは「大杉重男っていう若い人とか、ホントに出来不出来でしか考えてない、っていうか読まない。彼らはホントに一緒に戦う気もないし。「戦い」って言い方変なんだけどでも、こっちが考えてることを一緒に考えるっていう気持ちがないような人は、僕はダメって言ってんですけどね。〔<〕」と批判されている。鎌田からは、「すごい細かいことを色々言う」所があるが、「ずるい所が全くない」人物であると評されている。『WB』で「ハイブリッド・クリティック」を連載中である。『論樹』『ユリイカ』等でも執筆している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大杉重男」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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