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大柏川(おおかしわがわ)は、千葉県鎌ケ谷市・市川市を流れる利根川水系の一級河川。 == 地理 == 鎌ケ谷市道野辺本町2丁目の道野辺第1貯留池(囃子水公園)を水源とし南西方向に流れる。鎌ケ谷グリーンハイツに入り、西道野辺の白旗橋付近で南から二和川を合わせる。二和川は船橋市二和東付近を水源とし、飛び地を含め入り組んだ鎌ケ谷市と船橋市の市境に沿って流れる河川であり、流路延長5,132mのうち鎌ケ谷市部3,912mのみ準用河川に指定されている。一般的には二和川合流地点より上流は「中沢川」と呼称され、大柏川はそこより河口までの一級河川指定区間(5,976m)を指す。中沢川区間は準用河川に指定されており、流路延長は2,355.2mである。 以降中沢付近で根郷川を北から合わせるとすぐに市川市に入り、河川幅が広がる。北方町付近で派川大柏川(全区間が一級河川指定)を分け、大柏川は八幡の浅間橋付近、派川大柏川は東菅野付近でそれぞれ真間川に合流する。 標高20m程度の台地にある源流部は東武野田線沿線を中心に宅地開発が進み、鎌ケ谷グリーンハイツ及び船橋二和グリーンハイツ・牡鹿台ハイツ(二和川)のような大規模団地を抜けていく。中上流部になると宅地は少なく、果樹園が流域に目立つ。近辺はナシの一大産地である。下流部は再び住宅や団地の脇を流れるが、大柏川第一調節池緑地をはじめ左岸には桜並木が見られ、自然環境が人工的に整えられている。桜並木はかつて柏井町3丁目の商工団地付近から河口にあたる浅間橋まで約3.4kmにわたり植栽されていたが、河川改修に伴い一部が伐採され、現在は本北方橋までの約2.7kmに190本ほどが植栽されている〔市川市議会会議録 2012年2月第12日目(3月14日) 〕。 また市川市内北部の台地は湧水が豊富で、特に大野町4丁目の大町公園(自然観察園)は多くの生物が生息し自然豊かな湿地環境が形成されている。この大町公園の湧水は大柏川水路を通じ大柏川へ流入する。大柏川水路は市内でも最も良好な水辺環境を持つ水路の一つであり、コイ、ギンブナ、モツゴ、ヨシノボリ、カダヤシなどが確認されている。下流部でも宮久保や曽谷を中心に多くの湧水が存在しているが、宅地化により枯れたり水量が減少したりすることから施策が検討されている〔市川市議会会議録 2003年9月第7日目(9月17日) 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大柏川」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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