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大空位時代(だいくういじだい、)は、神聖ローマ帝国で王権が不安定であった時代のことである。期間は1250年〔菊池『神聖ローマ帝国』、129頁〕、1254年〔山内進「苦闘する神聖ローマ帝国」『ドイツ史』収録(木村靖二編, 新版世界各国史, 山川出版社, 2001年8月)、71-72頁〕または1256年〔菊池『神聖ローマ帝国』、131-132頁〕から1273年〔〔まで。この時期にドイツ王位を世襲する有力な家門はなかった。そこで、選帝侯など有力諸侯が帝国の直轄領を蚕食し、帝国の権利の多くを奪った。彼らはライン都市同盟までも分解し、影響力を極端に増した。 == 定義と特徴 == 「大空位時代」とはドイツ国王の不在を意味する言葉であるが、この時期に決して国王が不在であったわけではなく〔菊池『神聖ローマ帝国』、128-129頁〕、この言葉は皇帝の空位時期を示す言葉でもない。皇帝にならなかった国王は数多くおり、大空位時代の終焉はルドルフ1世の国王即位に置かれるが、ルドルフは皇帝として戴冠していない。語義的にも「王権」(''regnum'')を対象としており、「帝権」(''Imperium'')と「王権」にはこの時期明確な区別が存在した。したがってこの時代の特色は、国王の二重選挙によって国王権力が著しく衰退したこと、また王位が弱小諸侯もしくはドイツ国外の人物によって獲得され、ほとんど国王が不在と同じような状況に陥ったことである。また、ドイツ国王の選挙権は7人の選帝侯にあるという考えが、大空位時代の時点で確立していたことにも注目される〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大空位時代」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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