翻訳と辞書
Words near each other
・ 大縣神社
・ 大縣郡
・ 大縫
・ 大縫線核
・ 大縮尺地形図
・ 大總持寺
・ 大繁盛本舗
・ 大繍
・ 大織
・ 大織冠
大罪
・ 大美健二
・ 大群
・ 大群山
・ 大群獣ネズラ
・ 大義
・ 大義 (冠位)
・ 大義 (年号)
・ 大義 (陳友諒)
・ 大義名分


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

大罪 : ミニ英和和英辞書
大罪[だいざい]
【名詞】 1. serious crime 2. grave sin
===========================
大罪 : [だいざい]
 【名詞】 1. serious crime 2. grave sin
: [つみ]
  1. (adj-na,n) crime 2. fault 3. indiscretion 
大罪 : ウィキペディア日本語版
大罪[だいざい]
大罪(だいざい、、)とは、キリスト教 カトリック教会における罪の区分の一つで、大きなことがらについて、それが神のみこころに反する悪いことであると知りつつ、それを望み、行うこと〔日本カトリック司教協議会 監修『カトリック教会の教え』218頁 カトリック中央協議会 ISBN 978-4877501068〕。ラテン語での元の意味は「死に至る罪」で、これはこの世の死を意味するものではなく、神の恵みの状態を失うことによって地獄という永遠の死を招くという意味である〔『カトリック教会のカテキズム』 #1861(日本語版555頁) カトリック中央協議会 ISBN 978-4877501013〕。
== 概説 ==
カトリック教会では伝統的に大罪小罪(しょうざい、、)という罪の区分をしてきた。これは新約聖書ヨハネの手紙一5章16-17節に書かれている「死に至る罪」と「死に至らない罪」を根拠としている〔日本カトリック司教協議会 監修『カトリック教会の教え』291頁〕。罪が大罪となるには、「重大なことがらについて」「しかも、はっきり意識して」「意図的に行われた」という三つの条件がそろわなければならない〔『カトリック教会のカテキズム』 #1857(日本語版554頁)〕。
カトリック教会のカテキズム』によると、「重大なことがら」とは、「殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証するな、奪い取るな、父母を敬え(マルコによる福音書10章19節)」など十戒に明示されているものである。大罪にも軽重があって、たとえば殺人は盗みよりも重く、肉親に対する暴力は他人に対する暴力よりも重くなるとしている〔『カトリック教会のカテキズム』 #1858(日本語版554-555頁)〕。また、大罪になるためには、行おうとしていることが罪であり神のおきてに反するということをあらかじめ知っていて、かつ熟慮の末に本人自身が認識したうえで行われたものであるということも前提となる。しかし、「無知を装い心をかたくなにして行われたものは、その人の罪はますます重いものになる」として、偽装された無知は大罪の成立阻害にはあたらないとしている〔『カトリック教会のカテキズム』 #1859(日本語版555頁)〕。
さらに小罪についても、『カトリック教会のカテキズム』では「意図的に小罪を犯し、悔い改めないままでいると、徐々に大罪を犯す傾向へと流されていきます〔『カトリック教会のカテキズム』 #1863(日本語版555-556頁)〕。」と説明している。
大罪は、人間の自由意思によって選び取ることが可能なものであり、それによって愛を喪失させ、恵みの状態を失わせてしまう。そのため、悔い改めと神のゆるしによって取り除かれない限り、地獄という永遠の死を招くことになる、と教えている〔。通常の方法では、大罪は洗礼秘跡またはゆるしの秘跡によってゆるされる〔『カトリック教会のカテキズム 要約(コンペンディウム)』206頁 カトリック中央協議会 ISBN 978-4877501532〕。大罪を犯したことを意識しているカトリック信者は、聖体拝領の前に罪を告白してゆるしの秘跡を受けなければならないとされている〔『カトリック教会のカテキズム』 #1385(日本語版422頁)〕〔「カトリック教会のカテキズム 要約(コンペンディウム)」162頁、167頁〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「大罪」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.