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大船収容所事件(おおふなしゅうようじょじけん)は、太平洋戦争中の1942年5月から1945年8月にかけて、海軍が神奈川県鎌倉市(当時は鎌倉郡大船町)植木に秘密裏に設置した大船収容所で、海軍軍令部の将校や収容所の職員が、米軍捕虜から兵器や作戦に関する情報を聴取するために、捕虜に対して、長期間独房に入れる、殴打する、十分な食事を与えない、傷病を治療しない等の虐待を加え、6名を死亡させた事件。戦後、関係者がアメリカ軍横浜裁判で裁かれた〔この記事の主な出典は、笹本(2004)184-200頁および横浜弁護士会(2004)212-221頁。〕。 == 背景 == 太平洋戦争の開戦直後、海軍は、グアム島やウェーキ島などで多数の米軍捕虜を捕えた〔笹本(2004) 184-185頁〕。日本に送られた捕虜は、原則として陸軍が管理する捕虜収容所に収容されることとなっていたが、海軍は、捕虜を陸軍に引き渡す前に、捕虜から兵器や作戦に関する情報を得ようと考えた〔笹本(2004) 184-185頁、横浜弁護士会(2004) 213頁〕。当初は横浜の民間会社などの倉庫に捕虜を仮収容し、民間会社の社宅を尋問所として捕虜を尋問していたが、海軍大臣嶋田繁太郎により、1942年4月6日に本格的な尋問所として大船収容所が開設された〔笹本(2004) 184-185頁〕。大船収容所は、捕虜の収容所であることを伏せ、横須賀鎮守府の横須賀海軍警備隊に属し、大船町植木129番地、陽谷山竜宝寺の境内にあったため「植木分遣隊」と称した〔笹本(2004) 184-185頁、横浜弁護士会(2004) 212,213頁。のちの戦犯裁判で検察官は「大船尋問基地」と呼んでおり、横浜弁護士会(2004)は「大船収容所の性格を的確に表現している」と評価している(横浜弁護士会(2004) 214頁)。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大船収容所事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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