|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 自然 : [しぜん] nature, natural, spontaneous, ・ 博 : [ばく, ひろ] 1. (n,n-suf,vs) doctor 2. Ph.D. 3. exposition 4. fair 5. exhibition 6. commanding esteem 7. winning acclaim 8. gaining 9. receiving 10. command esteem 1 1. win acclaim 12. gain 13. receive ・ 博物 : [はくぶつ] 【名詞】 1. wide learning 2. natural history ・ 博物館 : [はくぶつかん] 【名詞】 1. museum ・ 物 : [もの] 【名詞】 1. thing 2. object ・ 館 : [やかた, かん, たて, たち] 【名詞】 1. (1) mansion 2. small castle 3. (2) boat cabin
ロンドン自然史博物館(ロンドンしぜんしはくぶつかん、)は、イギリスのロンドン・サウスケンジントンにある博物館。大英自然史博物館、英国自然史博物館などとも呼ばれ、自然史系博物館としてはイギリス最大であるのみならず、世界でもトップクラスである。大英博物館の一部として始まり、比較的最近まで正式名称に大英博物館(British Museum)と冠していたため、自然科学分野で単に大英博物館といった場合、ブルームズベリーにある本来の大英博物館ではなくこの博物館のことを指していることがある。 最寄り駅はロンドン地下鉄のサウス・ケンジントン駅で、駅からはエキシビション・ロードの入口のすぐ近くまで地下道が延びている。全館入場料無料。 == 歴史 == この博物館は元々大英博物館の一部門として始まっている〔Natural History Museum : History and architecture 〕。大英博物館自体は、1753年にアイルランドの医師ハンス・スローン卿から英国政府に遺贈された彼のコレクションを、ブルームズベリーのモンタギューハウスに収めたことに始まる。このコレクションには、書籍・コインなどに加えて動物・植物・鉱物のコレクションも含まれていた。既に大英博物館の成立時に自然史博物館としてのスタートは切られていたのである。(詳細は大英博物館の項を参照のこと) しかしながら、およそ一世紀も経つと、モンタギューハウスに収蔵するには標本・資料類が膨大になってきた。そこで、大英博物館の自然史関係標本のために新しく別館を建てるべきであると強固に主張したのが、1856年から大英博物館の自然史部門長を務めていたリチャード・オーウェンである。オーウェンの主張は程なく受け入れられ1860年に新館の建築と自然史関係標本の移動が決定し、サウスケンジントンで1862年に開催されたロンドン万国博覧会跡地が新しい博物館のために購入された。 1881年4月18日、復活祭の翌日の月曜日、日本語では大英自然史博物館などと訳されるBritish Museum (Natural History)が開館した〔。しかし収蔵標本は膨大だったため、旧博物館から新館への物品移動作業自体は1883年まで続いた。移動が完了した後の1884年、悲願を成就したオーウェンはその職を辞している。 旧英名のBritish Museum (Natural History)が示すように、元来ここは公式には大英博物館の一部門であり、科学文献などで略記される場合にはB.M.(N.H.)などのように記述された。標本番号も、"BMNH ○○○○"という形式になっている場合がある。1963年、''British Museum Act 1963'' によりこの博物館は独自の評議委員会を持つ独立した博物館となり、大英博物館の分館扱いではなくなった。しかしながら、この博物館の正式名称がBritish Museum (Natural History)から、元は通称だったThe Natural History Museumに公式に変わったのは、''the Museums and Galleries Act of 1992'' が成立してからのことである〔Natural History Museum : Museum governance 〕。 1937年、ウォルター・ロスチャイルドがハートフォードシャーのトリングに作った動物学博物館が遺言により大英博物館に遺贈され、この博物館の一部として組み込まれた〔 Natural History Museum Tring : HIstory 〕。このウォルター・ロスチャイルド動物学博物館は、自然史博物館が独立後も引き続きロンドン自然史博物館の一部として機能している。 また、1985年にはこの建物の東側に隣接して建てられていた英国地質調査所の地質博物館が併合された〔Natural History Museum : Geological Museum 〕。地質博物館の成立は、英国地質調査所の設立にも関わったヘンリー・デ・ラ・ビーチが1835年に政府によってデヴォン州の地質調査を命じられた際に、調査の過程で得られるであろう多量の岩石・鉱物を収容する場所をそのまま新しく博物館としてしまえば研究にも役立てられる上に費用的にも安くつく、と大蔵大臣に進言した事に始まる。政府はその提案を受け入れ、1841年にウィンターホールから少し離れたクレイグス・コートに英国地質調査所の一部門として地質博物館が設立された。その後数度の引越を経て、1935年以降併合までこの自然史博物館の東隣に居を構えていた。 地質博物館は、1974年から1988年にかけて活火山モデルや地震装置、世界初のコンピュータ使用展示 (Treasures of the Earth) の所蔵などで世界的に有名になっていた。自然史博物館への併合後、この元地質博物館のギャラリーは完全に作り直され、マルチメディア展示として1998年に再公開された。ただし自然史博物館が元々持っていた鉱物学関係の展示は、ウォーターハウス館の19世紀の展示手法の例として、マルチメディア展示に組み込まれることなくそのままに残された。 File:Hans Sloane.jpg|大英博物館創設の立役者ハンス・スローン File:Richard Owen.JPG|大英自然史博物館創設者リチャード・オーウェン File:Henry Thomas de la Beche.jpg|地質博物館創設者 ヘンリー・デ・ラ・ビーチ File:Walter Rothschild.jpg|動物学博物館創設者 ウォルター・ロスチャイルド 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ロンドン自然史博物館」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Natural History Museum, London 」があります。 スポンサード リンク
|