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大藤賞 : ミニ英和和英辞書
大藤賞[しょう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ふじ]
 【名詞】 1. wisteria 
: [しょう]
  1. (n,n-suf) prize 2. award 

大藤賞 ( リダイレクト:大藤信郎賞 ) : ウィキペディア日本語版
大藤信郎賞[おおふじのぶろうしょう]

大藤信郎賞(おおふじのぶろうしょう)は、「毎日映画コンクール」において、日本アニメーションの先駆者である大藤信郎を称え、1962年に創設された賞。略して「大藤賞」とも呼ばれる。
1961年に大藤信郎が死去。大藤の唯一の遺族である姉が毎日映画コンクールへ遺産を寄託して、これを基金として開始された。選定委員による討議と多数決により、アニメーション映画の製作領域で、その年度内に特に成果をあげたと思われる個人またはグループに贈られる。1989年度より、毎日映画コンクール内に大藤賞とは別に、アニメーション映画賞が設けられた。ノミネーションは両賞で共通に長編、短編の区別なくおこなわれるものの、本賞については主に「実験的な作品」を対象としており、棲み分けがなされている〔毎日映画コンクールとは - 毎日新聞〕。このため、両賞を重複して受賞した作品はないが、両方の受賞歴がある監督としては宮崎駿高畑勲〔大藤信郎賞の受賞対象は制作会社であるオープロダクションの名義になっている。〕、北久保弘之今敏がいる。
==受賞作リスト==

*1962年度 「ある街角の物語」の手塚治虫
*1963年度 「わんぱく王子の大蛇退治」の東映動画スタッフ
*1964年度 「殺人 MURDER」の和田誠
*1965年度 久里洋二、「ふしぎなくすり」の村治夫岡本忠成をはじめとする電通映画制作グループ
*1966年度 「展覧会の絵」の手塚治虫
*1967年度 「二匹のサンマ」「部屋」の久里洋二
*1968年度 「みにくいあひるのこ」の学習研究社
*1969年度 「やさしいライオン」の虫プロダクション
*1970年度 「花ともぐら」「ホーム・マイホーム」の岡本忠成とその制作グループ、大藤賞委員会特別賞に日本動画株式会社
*1971年度 「てんまのとらやん」のビデオ東京
*1972年度 「鬼」の川本喜八郎
*1973年度 「南無一病息災」のエコー
*1974年度 「詩人の生涯」の川本喜八郎
*1975年度 「水のたね」の岡本忠成
*1976年度 「道成寺」の川本喜八郎
*1977年度 「虹に向かって」の電通映画社
*1978年度 該当作なし
*1979年度 「ルパン三世 カリオストロの城」の東京ムービー新社
*1980年度 「スピード」の古川タク
*1981年度 「セロ弾きのゴーシュ」のOH!プロダクション
*1982年度 「おこんじょうるり」の桜映画社とエコー
*1983年度 「はだしのゲン」のゲンプロダクション
*1984年度 「風の谷のナウシカ」の徳間書店博報堂
*1985年度 「銀河鉄道の夜」の朝日新聞社テレビ朝日日本ヘラルド映画グループ
*1986年度 「天空の城ラピュタ」の宮崎駿と制作スタッフ、徳間書店
*1987年度 「森の伝説」の手塚プロダクション
*1988年度 「となりのトトロ」におけるアニメーション作家としての宮崎駿のオリジナリティに対して
*1989年度 該当作なし
*1990年度 「いばら姫、またはねむり姫」の川本喜八郎
*1991年度 「注文の多い料理店」の岡本忠成
*1992年度 該当作なし
*1993年度 「銀河の魚」のたむらしげる
*1994年度 該当作なし
*1995年度 「MEMORIES」における大友克洋の総指揮に対して
*1996年度 「るすばん」のN&Gプロダクション
*1997年度 該当作なし
*1998年度 「水の精・河童百図」の白組
*1999年度 「老人と海」のアレクサンドル・ペトロフと技術スタッフ
*2000年度 「BLOOD THE LAST VAMPIRE
*2001年度 「くじらとり」のスタジオジブリ
*2002年度 「千年女優」の今敏
*2003年度 「冬の日」 - 川本喜八郎の企画及び総合演出
*2004年度 「マインド・ゲーム
*2005年度 「tough guy!2005」の岸本真太郎
*2006年度 「鉄コン筋クリート
*2007年度 「カフカ 田舎医者」の山村浩二
*2008年度 「崖の上のポニョ」における宮崎駿の独創的表現に対して
*2009年度 「電信柱エレミの恋」中田秀人監督作品、立体アニメ表現の完成度に対して
*2010年度 該当作なし
*2011年度 「663114」の平林勇
*2012年度 「火要鎮
*2013年度 「海に落ちた月の話」
*2014年度 「澱みの騒ぎ」
*2015年度 「水準原点」

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「大藤信郎賞」の詳細全文を読む




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