|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。
大蘇ダム(おおそダム)は、熊本県阿蘇郡産山村の大野川水系大蘇川に建設されたダムである。 == 概要 == 旧来から水不足に悩まされてきた大分県・熊本県県境付近の農地に農業用水を供給することを目的として1979年(昭和47年)着工。受益計画面積は計2,158ヘクタールで、うち、大分県竹田市が1,631ヘクタール、熊本県阿蘇市及び産山村が527ヘクタール〔大蘇ダム漏水対策工事 総額126億円 大分合同新聞、2012年9月6日〕。 当初は1987年(昭和55年)に完成する予定であったが、建設地の地盤の問題などから2度の計画変更を余儀なくされ、事業費も当初見込みの約130億円から約595億円と大幅に増加した〔相川俊英の地方自治“腰砕け”通信記 【第48回】 誰も責任をとらず、湯水のように注がれる修復費用 “底抜け”大蘇ダムに振り回される住民たちの失意 ダイヤモンド・オンライン、2012年7月10日〕。 2006年(平成18年)にも給水を開始する計画であったが、2005年3月に堤体が完成して試験湛水を行なったところ貯水池の土壌に当初の予測をはるかに上回る浸水が確認され、計画は延期された。2008年8月と2009年4月に試験的な給水を行ない〔大蘇ダム試験給水 農家「助かるが一時的」 大分合同新聞、2009年4月26日〕、2009年度からは、供給能力は計画の半分程度にとどまるものの、一部で農業用水の利用が開始されている〔相川俊英の地方自治“腰砕け”通信記 【第53回】 “底抜け”大蘇ダムの修復はきちんと進んでいるのか? 再び現地で見た“ぼったくり工事?”の迷走としわ寄せ ダイヤモンド・オンライン、2012年9月25日〕。 農林水産省は、2010年度から斜面の一部(約3万m²)で試験的にコンクリートを吹き付ける漏水対策を行っており、2013年度からは残りの斜面や湖底(約30万m²)に漏水対策を実施する予定〔。2010年度からの総事業費約8億4千万円は全額国費で賄われたが〔、2013年度からの総事業費126億円は、国が7割を負担し、残る3割を大分県、熊本県、竹田市、阿蘇市が受益面積に応じて負担することとされている。しかし、熊本県側は現状の供給能力でも足りるとして追加負担に難色を示しており、熊本県側の受益面積を減らして、大分県側の負担のみで実施する可能性もある。工期は、給水を中断して施工する場合には5年、給水しながら施工する場合には7年が見込まれている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大蘇ダム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|