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大谷崩(おおやくずれ)は、静岡市葵区の大谷嶺(おおやれい)の南斜面にある、1707年(宝永4年)の宝永地震によってできた山体崩壊である〔武内達夫、堤博志:大谷崩 砂防学会誌 Vol.38 (1985-1986) No.3 P20-22_2〕。 1858年に富山県で起きた鳶山崩れ、1911年に長野県で起きた稗田山崩れとともに、日本三大崩れのひとつとされる。 == 概要 == 1709年(宝永6年)4月に記された「駿河国安倍郡梅ヶ島村差出シ(村差出明細帳)」に 『大谷崩』という崩壊地があり、さらに下流には長さ1里、横幅10丁の池がある」と記されており、これが文献上の初見である。崩壊で発生した土砂は1億2000万m3と推定されている〔。 大谷嶺は標高1999.7m〔安倍川(あべかわ)の水源のひとつだが、崩落した土砂が安倍川を堰き止めて下流に滝を作った。この滝は土砂のために真っ赤な水を流し続けたことから、「赤水の滝」()と呼ばれている。 現在でも大雨の後には多量の土砂崩落が見られる。山体崩壊の迫力のある形状とともに、春の新緑、秋の紅葉、冬の雪化粧などの景観にも優れることから、山の麓まで訪れる観光客も見られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大谷崩」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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