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大門山(だいもんざん)は、両白山地北部の石川県金沢市と富山県南砺市との県境にある標高1,572 mの山。別名が「加賀富士」。 == 概要 == 石川県側では犀川上流の支流倉谷(くらたに)川の水源地帯に位置する。富山県側では小矢部川の水源地帯に位置し、口三方(くちさんぽう)山と呼び、奈良岳の倉谷三方山と対比させる。小矢部川最上流部、大門山の山腹には、不動滝(不動瀑)がある。国土地理院により三等三角点(点名は「大門山」)が山頂に設置されている〔。日本三百名山に選定されている〔。 金沢市の平野部からは山容が富士山に似て美しく「加賀富士」または「金沢富士」の別名があり、室生犀星や五木寛之の作品の中に登場する。 とりわけ金沢市東部の浅野川流域をはじめとする旧浅川村に相当する地域から見上げた姿は秀逸である。 山域周辺の地質は、層厚数百mにおよぶ岩稲累層からなる〔。 新第三紀中新世の2000~1700万年前に北陸地方(の恐らく水域)で起こった激しい火山活動によるもので、安山岩質の溶岩および火山砕屑岩からなる火山岩が主体で堆積岩をはさむ。いわゆるグリーンタフの一部とされる。 『皇国地誌』〔「加賀国石川郡村誌第十四巻」『皇国地誌』〕ではこの岩からなる大門山を、「巨岩崔嵬トシテ峻嶮ヲ極ム」と表現している。 大門山の北麓、石川県側に流れる倉谷川西岸には、16世紀末~20世紀初頭まで倉谷鉱山があり、金・銀・銅・鉛を産出した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大門山」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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