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大阪窯業セメントいぶき500形電気機関車(おおさかようぎょうセメントいぶき500がたでんききかんしゃ)は、かつて大阪窯業セメント(大阪セメントを経て現在の住友大阪セメント)が伊吹工場専用線で使用していた直流用電気機関車である。同専用線廃止後は大井川鉄道(現在の大井川鐵道)に譲渡され、同社でED500形電気機関車となっている。 == 概要 == 1956年に日立製作所で2両が製造された50t箱形機で、近江長岡駅から分岐していた伊吹工場専用線で使用されていた。形式名の「いぶき」は同専用線の名の由来になった伊吹山から取られたもので、車両中央に大阪セメントの「ライオン印」が掲げられていた。同線のセメント輸送が1999年6月末限りでトラックに切り替えられ廃線となったため、大井川鉄道に譲渡され、ED500形ED501・502となった。 同社では2000年2月22日に竣工し、3月18日から運転を開始したが、2005年2月開港の中部国際空港埋立土砂輸送のため急遽三岐鉄道へ異動し、501は貸し出し、502は同社へ売却となり、2000年5月18日から三岐線での運用を開始した。 三岐鉄道では、中部国際空港埋立土砂輸送が終了した2002年10月29日付けで廃車となり、2003年3月18日に501は大井川鐵道(2000年10月に再編・改称)に返却され、502は西藤原駅構内で静態保存が行われた。502はその後2015年5月に保々へ移され、解体された。501は返却の際に「ライオン印」と車体裾の白帯が省略されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大阪窯業セメントいぶき500形電気機関車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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