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大阪市交通局30000系電車(おおさかしこうつうきょく30000けいでんしゃ)は、2009年(平成21年)3月18日に大阪市交通局の高速電気軌道(大阪市営地下鉄)谷町線、2011年(平成23年)12月10日に御堂筋線で営業運転を開始した通勤形電車である。 == 概要 == 車両の開発企画は大阪オリンピックの誘致計画の頃に持ち上がり、2006年に開発許可が降りた〔30000系誕生物語 - 大阪市交通局『ノッテオリテ』 2009年3月25日〕。車体は軽量ステンレス構体で、レーザー溶接組み立てのビードレス外板となっている。前頭形状は従来の切り妻形から丸みを帯びた形状に改められている。台車はインダイレクトマウント・モノリンク式台車であり、23系23613Fで試験的に用いられたものをベースとしたDS-300形台車〔メーカー形式FS578M(電動車用)・FS578T(付随車用)。〕 が採用されている。冷房装置は20系の冷房装置〔三菱電機CU-74Cおよび東芝RPU-4410。冷凍能力はいずれも1基あたり20,000kcal/h(23.2kW)。〕よりもさらに薄型化され、冷房能力が強化されたもの〔冷凍能力はいずれも1基あたり22,000kcal/h(25.6kW)〕が1両につき2基搭載され、中央へ少し寄せられている。座席下部に取り付けられている暖房装置も80系以前の車両と比較すると薄型化され、座席下部の機器を移設したことによって床面積を拡大することができ、冷房装置の薄型化によって新20系以前の車両で発生していた冷房装置下部と非搭載部で発生していた客室内の天井の段差が解消されるとともに、天井高さが引き上げられてフラットな見付となり、暖房装置の薄型化と座席下の機器を移設したことで床面を広げ、さらに谷町線向け第1編成では大阪市交通局の車両として初めて台車点検蓋を床材で隠し、フラットな床面にしたことも相まって車内の解放感が増した。全般的には新20系をベースに、80系などで採用された最新技術を取り入れ、さらに発展させたものとなっている。 谷町線においての新型車両の投入は22系の投入以来19年ぶりで、2009年から2013年にかけて13編成が導入され、抵抗制御で回生ブレーキを備えておらず、10系・20系と比較して電力消費量が多く、老朽化が進んでいた30系を順次置き換えていき〔【大阪市】谷町線用30000系第13編成が中央線で試運転 - (2013年10月5日閲覧)〕、全13編成の導入が完了し、30系が全廃された2013年10月の時点で、大阪市営地下鉄の営業車両はすべて電機子チョッパ制御・VVVFインバータ制御・回生ブレーキ装備となり、省エネ車両率100%を達成している。また、御堂筋線においての新型車の投入は21系の投入以来20年ぶりで、3編成製造する。 *補助電源装置は第3軌条方式5路線では初めてとなるSIVを搭載している。 *行先表示器は、80系まで前面・側面とも70系の側面(これはLED式)を除き幕式であったが、本系列ではLED式を本格採用した。谷町線向け第1編成では前面・側面ともに3色LEDを採用したが、その後に増備された谷町線向け第2編成以降の前面の行先表示器に大阪市営地下鉄初となるフルカラーLEDを採用している〔新型車両(30000系)が2列車になりました - 大阪市交通局 2010年4月8日(2010年4月12日時点のアーカイブ)〕。なお、側面の行先表示器は全て3色LEDである。 *車体には号車番号が大きく表記されている〔後に、新20系・66系・70系の更新車でも同様の処理が施されている。〕。 *大阪市交通局の車両としては初〔大阪市営地下鉄に乗り入れる車両としては阪急7300系のリニューアル編成も搭載している。〕 の液晶ディスプレイ (LCD) による車内案内表示装置を設置し、次駅案内や4カ国語(日本語、英語、中国語、ハングル)の運行案内などを知らせる。 *価格は6両1編成で約8億9千万円(1両あたり約1億4,830万円)である〔新型車両「30000系」導入へ 大阪市営地下鉄谷町線 - 大阪日日新聞(2008年10月25日時点のアーカイブ)〕が、その後は入札のたびに価格が下落している。 *御堂筋線用30000系は2011年5月に第1編成が近畿車輛で完成し報道公開されている。なお近畿車輛のホームページ上では、御堂筋線用30000系を31系電車と表記している〔編集長敬白: 地下鉄御堂筋線用30000系登場。 - ネコ・パブリッシング 2011年5月19日〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大阪市交通局30000系電車」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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