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阿武隈川(あぶくまがわ)は、福島県および宮城県を流れる阿武隈川水系の本流で、一級河川〔国土交通大臣が一級河川として指定した区間は、左岸が福島県西白河郡西郷村大字鶴生字江森山3番地先、右岸が福島県西白河郡西郷村大字真船字寺下3番のイ地先から河口まである。そのうち、福島県の管理区間は、岩瀬郡鏡石町と西白河郡矢吹町境から左岸が須賀川市大字前田川字滝下、右岸が石川郡玉川村大字滝崎までで、国の管理区間は、須賀川市前田川字深田22番の1地先の国道橋から宮城県河口までである。〕である。水系としての流路延長239kmは、東北で北上川に次ぐ長さの川である。古くは大隈川と呼ばれていた。 == 地理 == 那須岳の1つ三本槍岳のすぐ北に位置する福島県西白河郡西郷村の甲子旭岳に源を発し東へ流れる。白河市に入り西白河郡中島村付近で北に流れを変えると、須賀川市・郡山市・福島市と福島県中通りを縦貫して北に流れる。 福島県と宮城県の境界付近では、阿武隈高地の渓谷を抜ける。この区間を並走する国道349号は、待避所のある1車線の険しい道路となっている。宮城県伊具郡丸森町で角田盆地に入り、角田市を流れて仙台平野に出る。現在は岩沼市と亘理町の境で太平洋に注ぐが、古代の旧河口は現在の鳥の海である。 旧北上川河口から松島湾を経て阿武隈川河口まで、仙台湾沿いに全長約60kmに及ぶ日本最長の運河・貞山運河が延びている。この運河により、岩手県の北上川水系、宮城県の仙台平野のすべての水系、および、福島県の阿武隈川水系はつながっている。 勾配がゆるやかな川で穏やかな印象があるが、増水時にはあふれやすく洪水被害の絶えない暴れ川でもある。1986年には台風による増水で大規模な洪水が起こっているほか、2011年には津波の逆流により大規模な海嘯が発生している。 ファイル:20071201NasuDake.jpg|那須岳の手前が阿武隈川源流がある旭岳 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「阿武隈川」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Abukuma River 」があります。 スポンサード リンク
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