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大韓民国(だいかんみんこく、、漢字: )、通称韓国(かんこく)は、朝鮮半島(韓半島)南部を実効統治する東アジアの共和制国家であり、戦後の冷戦で誕生した分断国家。憲法上は鴨緑江、豆満江以南の「韓半島及び付属島嶼」全域を領土とするが、現在、北緯38度付近の軍事境界線以北は朝鮮民主主義人民共和国の統治下にあり施政権は及んでおらず、1953年の休戦以来軍事的に対峙した状態が続いている。このため韓国では国家保安法により、朝鮮民主主義人民共和国(北韓と呼称)を公然と支持する事は禁じられており、「北韓」を支持しているとみられる人物の入国や言論に制限が加えられることがある。海上では南と東に日本、西に中華人民共和国と各々国境を接する。英名の''Korea''は、高麗(現代韓国語読み: 고려、コリョ)を由来とする。5千万人の人口のうちおおよそ半数が、世界第5位の人口を有するソウル首都圏に居住する〔R.L. Forstall, R.P. Greene, and J.B. Pick, Which are the largest? Why lists of major urban areas vary so greatly , ''Tijdschrift voor economische en sociale geografie'' 100, 277 (2009), Table 4〕。 == 国名 == 正式名称は、ハングル表記:、漢字表記:。読みは、テハンミングク。略称は、(、ハングク)。 大韓民国の名は、李承晩、金九などが、中国などで亡命政権として活動していた「大韓民国臨時政府」を正当とする勢力の強い意向により決まった。 1948年、憲法制定国会の憲法起草委員会において「高麗民国」「韓民国」なども国号候補に挙がっていた。委員会が決しかねていたある日、臨時政府側の池青天(チチョンチョン)将軍(光復軍司令官)が起草委員でもないのに突然委員会に姿を現し、国号は「大韓民国」、年号は「檀紀」に即決せよ、さもないと割腹自殺すると頑張ったので、その主張どおりに決まったという〔任文桓「日本帝国と大韓民国に仕えた官僚の回想」(ISBN978-4-7942-1837-7)〕。 日本語表記は、大韓民国。略称は、韓国。北朝鮮政府は、南朝鮮という呼称を使用している。日本においても、南朝鮮・南鮮あるいは南韓と呼ぶ場合があるが、日韓国交樹立以降は公式の場面では用いられない〔日本においては、大韓民国の建国当初は南朝鮮・南鮮などの呼称が一般的であったが、日韓国交樹立後は主に朝鮮半島における大韓民国の正統性を認めない(北朝鮮を正統とする、または南北とも正統と認めない)立場から「南朝鮮」の呼称が用いられた。21世紀前半の日本においては、韓国に対し批判的・否定的なインターネットユーザーの間で用いられることが多い。〕。日本語での伝統的な異称としては高麗(こま、「狛」とも表記)があり「こまひと(高麗人)」といえば朝鮮半島の人々の異称であった。 ヨーロッパ諸語でのコリア(Korea)はマルコ・ポーロの『東方見聞録』における「高麗(コリョ)」に由来する。大韓民国のヨーロッパ諸語の呼称はRepublic of Korea(英語)を公式に使用している。また、北朝鮮をNorth Korea、韓国をSouth Koreaと略称することも多い。 「韓」は、古代朝鮮半島の南部にあった「三韓」と呼ばれる馬韓、辰韓、弁韓の国々の名称に由来する朝鮮民族の別名。日本と清との間で取り交わした下関条約の後、1897年に当時の朝鮮国(朝鮮王朝)が清から独立するにあたって国号を大韓帝国に改めたことで正式の国名となった。1910年の大日本帝国による朝鮮併合後、この地域の呼称は朝鮮に戻された。のち、1919年に李承晩(のちの初代大統領)・金九ら独立運動家が朝鮮半島外の中華民国の地で樹立した大韓民国臨時政府は、亡命政権の名称として「大韓」の名を用いると同時に、初めて共和制国家としての名を採用した。 韓国において「朝鮮」という呼称は、北朝鮮が半島全土の呼称として「朝鮮」を用いていることや韓国を「南朝鮮」と呼称していること、韓国人から歴史的にあまり芳しくないと考えられている日本統治時代や李氏朝鮮を想起させること〔「李氏朝鮮」は韓国では単に「朝鮮」といい、衛氏朝鮮、箕氏朝鮮は「古朝鮮(コジョソン)」という。「李氏朝鮮」「李朝」という表現は『日帝時代の使用され始めた歴史用語だ』と忌避される傾向がある。〕を背景として、忌避される傾向がある。「朝鮮民族」「朝鮮語」などの言葉が日常で使われることはほとんどなく、「韓民族」「韓国語」などと呼ばれる。また、朝鮮半島を「韓半島」、朝鮮戦争を「韓国戦争」または「韓国動乱」などと呼称するのが一般的である。北朝鮮は「北韓」、朝鮮人参も「高麗人参」という〔「高麗人参」は土産物用、輸出用に限られ、韓国内では「人参」という。野菜のニンジンは「タングン」(唐根)という〕。ただし、ホテル名や学校名、朝鮮日報のような大韓民国成立以前から存在する組織など、ごく少数の固有名詞では、伝統的な語感を生かそうとしている名称〔「朝鮮」と同様の統一王朝の「高麗」「新羅」も伝統的語感があり団体名に使用されることがある((例)高麗大学、ソウル新羅ホテル)。〕に「朝鮮」が使用されることもある。''、漢字表記:。読みは、テハンミングク。略称は、(、ハングク)。 大韓民国の名は、李承晩、金九などが、中国などで亡命政権として活動していた「大韓民国臨時政府」を正当とする勢力の強い意向により決まった。 1948年、憲法制定国会の憲法起草委員会において「高麗民国」「韓民国」なども国号候補に挙がっていた。委員会が決しかねていたある日、臨時政府側の池青天(チチョンチョン)将軍(光復軍司令官)が起草委員でもないのに突然委員会に姿を現し、国号は「大韓民国」、年号は「檀紀」に即決せよ、さもないと割腹自殺すると頑張ったので、その主張どおりに決まったという〔任文桓「日本帝国と大韓民国に仕えた官僚の回想」(ISBN978-4-7942-1837-7)〕。 日本語表記は、大韓民国。略称は、韓国。北朝鮮政府は、南朝鮮という呼称を使用している。日本においても、南朝鮮・南鮮あるいは南韓と呼ぶ場合があるが、日韓国交樹立以降は公式の場面では用いられない〔日本においては、大韓民国の建国当初は南朝鮮・南鮮などの呼称が一般的であったが、日韓国交樹立後は主に朝鮮半島における大韓民国の正統性を認めない(北朝鮮を正統とする、または南北とも正統と認めない)立場から「南朝鮮」の呼称が用いられた。21世紀前半の日本においては、韓国に対し批判的・否定的なインターネットユーザーの間で用いられることが多い。〕。日本語での伝統的な異称としては高麗(こま、「狛」とも表記)があり「こまひと(高麗人)」といえば朝鮮半島の人々の異称であった。 ヨーロッパ諸語でのコリア(Korea)はマルコ・ポーロの『東方見聞録』における「高麗(コリョ)」に由来する。大韓民国のヨーロッパ諸語の呼称はRepublic of Korea(英語)を公式に使用している。また、北朝鮮をNorth Korea、韓国をSouth Koreaと略称することも多い。 「韓」は、古代朝鮮半島の南部にあった「三韓」と呼ばれる馬韓、辰韓、弁韓の国々の名称に由来する朝鮮民族の別名。日本と清との間で取り交わした下関条約の後、1897年に当時の朝鮮国(朝鮮王朝)が清から独立するにあたって国号を大韓帝国に改めたことで正式の国名となった。1910年の大日本帝国による朝鮮併合後、この地域の呼称は朝鮮に戻された。のち、1919年に李承晩(のちの初代大統領)・金九ら独立運動家が朝鮮半島外の中華民国の地で樹立した大韓民国臨時政府は、亡命政権の名称として「大韓」の名を用いると同時に、初めて共和制国家としての名を採用した。 韓国において「朝鮮」という呼称は、北朝鮮が半島全土の呼称として「朝鮮」を用いていることや韓国を「南朝鮮」と呼称していること、韓国人から歴史的にあまり芳しくないと考えられている日本統治時代や李氏朝鮮を想起させること〔「李氏朝鮮」は韓国では単に「朝鮮」といい、衛氏朝鮮、箕氏朝鮮は「古朝鮮(コジョソン)」という。「李氏朝鮮」「李朝」という表現は『日帝時代の使用され始めた歴史用語だ』と忌避される傾向がある。〕を背景として、忌避される傾向がある。「朝鮮民族」「朝鮮語」などの言葉が日常で使われることはほとんどなく、「韓民族」「韓国語」などと呼ばれる。また、朝鮮半島を「韓半島」、朝鮮戦争を「韓国戦争」または「韓国動乱」などと呼称するのが一般的である。北朝鮮は「北韓」、朝鮮人参も「高麗人参」という〔「高麗人参」は土産物用、輸出用に限られ、韓国内では「人参」という。野菜のニンジンは「タングン」(唐根)という〕。ただし、ホテル名や学校名、朝鮮日報のような大韓民国成立以前から存在する組織など、ごく少数の固有名詞では、伝統的な語感を生かそうとしている名称〔「朝鮮」と同様の統一王朝の「高麗」「新羅」も伝統的語感があり団体名に使用されることがある((例)高麗大学、ソウル新羅ホテル)。〕に「朝鮮」が使用されることもある。''。読みは、テハンミングク。略称は、(、ハングク)。 大韓民国の名は、李承晩、金九などが、中国などで亡命政権として活動していた「大韓民国臨時政府」を正当とする勢力の強い意向により決まった。 1948年、憲法制定国会の憲法起草委員会において「高麗民国」「韓民国」なども国号候補に挙がっていた。委員会が決しかねていたある日、臨時政府側の池青天(チチョンチョン)将軍(光復軍司令官)が起草委員でもないのに突然委員会に姿を現し、国号は「大韓民国」、年号は「檀紀」に即決せよ、さもないと割腹自殺すると頑張ったので、その主張どおりに決まったという〔任文桓「日本帝国と大韓民国に仕えた官僚の回想」(ISBN978-4-7942-1837-7)〕。 日本語表記は、大韓民国。略称は、韓国。北朝鮮政府は、南朝鮮という呼称を使用している。日本においても、南朝鮮・南鮮あるいは南韓と呼ぶ場合があるが、日韓国交樹立以降は公式の場面では用いられない〔日本においては、大韓民国の建国当初は南朝鮮・南鮮などの呼称が一般的であったが、日韓国交樹立後は主に朝鮮半島における大韓民国の正統性を認めない(北朝鮮を正統とする、または南北とも正統と認めない)立場から「南朝鮮」の呼称が用いられた。21世紀前半の日本においては、韓国に対し批判的・否定的なインターネットユーザーの間で用いられることが多い。〕。日本語での伝統的な異称としては高麗(こま、「狛」とも表記)があり「こまひと(高麗人)」といえば朝鮮半島の人々の異称であった。 ヨーロッパ諸語でのコリア(Korea)はマルコ・ポーロの『東方見聞録』における「高麗(コリョ)」に由来する。大韓民国のヨーロッパ諸語の呼称はRepublic of Korea(英語)を公式に使用している。また、北朝鮮をNorth Korea、韓国をSouth Koreaと略称することも多い。 「韓」は、古代朝鮮半島の南部にあった「三韓」と呼ばれる馬韓、辰韓、弁韓の国々の名称に由来する朝鮮民族の別名。日本と清との間で取り交わした下関条約の後、1897年に当時の朝鮮国(朝鮮王朝)が清から独立するにあたって国号を大韓帝国に改めたことで正式の国名となった。1910年の大日本帝国による朝鮮併合後、この地域の呼称は朝鮮に戻された。のち、1919年に李承晩(のちの初代大統領)・金九ら独立運動家が朝鮮半島外の中華民国の地で樹立した大韓民国臨時政府は、亡命政権の名称として「大韓」の名を用いると同時に、初めて共和制国家としての名を採用した。 韓国において「朝鮮」という呼称は、北朝鮮が半島全土の呼称として「朝鮮」を用いていることや韓国を「南朝鮮」と呼称していること、韓国人から歴史的にあまり芳しくないと考えられている日本統治時代や李氏朝鮮を想起させること〔「李氏朝鮮」は韓国では単に「朝鮮」といい、衛氏朝鮮、箕氏朝鮮は「古朝鮮(コジョソン)」という。「李氏朝鮮」「李朝」という表現は『日帝時代の使用され始めた歴史用語だ』と忌避される傾向がある。〕を背景として、忌避される傾向がある。「朝鮮民族」「朝鮮語」などの言葉が日常で使われることはほとんどなく、「韓民族」「韓国語」などと呼ばれる。また、朝鮮半島を「韓半島」、朝鮮戦争を「韓国戦争」または「韓国動乱」などと呼称するのが一般的である。北朝鮮は「北韓」、朝鮮人参も「高麗人参」という〔「高麗人参」は土産物用、輸出用に限られ、韓国内では「人参」という。野菜のニンジンは「タングン」(唐根)という〕。ただし、ホテル名や学校名、朝鮮日報のような大韓民国成立以前から存在する組織など、ごく少数の固有名詞では、伝統的な語感を生かそうとしている名称〔「朝鮮」と同様の統一王朝の「高麗」「新羅」も伝統的語感があり団体名に使用されることがある((例)高麗大学、ソウル新羅ホテル)。〕に「朝鮮」が使用されることもある。''(、ハングク)。 大韓民国の名は、李承晩、金九などが、中国などで亡命政権として活動していた「大韓民国臨時政府」を正当とする勢力の強い意向により決まった。 1948年、憲法制定国会の憲法起草委員会において「高麗民国」「韓民国」なども国号候補に挙がっていた。委員会が決しかねていたある日、臨時政府側の池青天(チチョンチョン)将軍(光復軍司令官)が起草委員でもないのに突然委員会に姿を現し、国号は「大韓民国」、年号は「檀紀」に即決せよ、さもないと割腹自殺すると頑張ったので、その主張どおりに決まったという〔任文桓「日本帝国と大韓民国に仕えた官僚の回想」(ISBN978-4-7942-1837-7)〕。 日本語表記は、大韓民国。略称は、韓国。北朝鮮政府は、南朝鮮という呼称を使用している。日本においても、南朝鮮・南鮮あるいは南韓と呼ぶ場合があるが、日韓国交樹立以降は公式の場面では用いられない〔日本においては、大韓民国の建国当初は南朝鮮・南鮮などの呼称が一般的であったが、日韓国交樹立後は主に朝鮮半島における大韓民国の正統性を認めない(北朝鮮を正統とする、または南北とも正統と認めない)立場から「南朝鮮」の呼称が用いられた。21世紀前半の日本においては、韓国に対し批判的・否定的なインターネットユーザーの間で用いられることが多い。〕。日本語での伝統的な異称としては高麗(こま、「狛」とも表記)があり「こまひと(高麗人)」といえば朝鮮半島の人々の異称であった。 ヨーロッパ諸語でのコリア(Korea)はマルコ・ポーロの『東方見聞録』における「高麗(コリョ)」に由来する。大韓民国のヨーロッパ諸語の呼称はRepublic of Korea(英語)を公式に使用している。また、北朝鮮をNorth Korea、韓国をSouth Koreaと略称することも多い。 「韓」は、古代朝鮮半島の南部にあった「三韓」と呼ばれる馬韓、辰韓、弁韓の国々の名称に由来する朝鮮民族の別名。日本と清との間で取り交わした下関条約の後、1897年に当時の朝鮮国(朝鮮王朝)が清から独立するにあたって国号を大韓帝国に改めたことで正式の国名となった。1910年の大日本帝国による朝鮮併合後、この地域の呼称は朝鮮に戻された。のち、1919年に李承晩(のちの初代大統領)・金九ら独立運動家が朝鮮半島外の中華民国の地で樹立した大韓民国臨時政府は、亡命政権の名称として「大韓」の名を用いると同時に、初めて共和制国家としての名を採用した。 韓国において「朝鮮」という呼称は、北朝鮮が半島全土の呼称として「朝鮮」を用いていることや韓国を「南朝鮮」と呼称していること、韓国人から歴史的にあまり芳しくないと考えられている日本統治時代や李氏朝鮮を想起させること〔「李氏朝鮮」は韓国では単に「朝鮮」といい、衛氏朝鮮、箕氏朝鮮は「古朝鮮(コジョソン)」という。「李氏朝鮮」「李朝」という表現は『日帝時代の使用され始めた歴史用語だ』と忌避される傾向がある。〕を背景として、忌避される傾向がある。「朝鮮民族」「朝鮮語」などの言葉が日常で使われることはほとんどなく、「韓民族」「韓国語」などと呼ばれる。また、朝鮮半島を「韓半島」、朝鮮戦争を「韓国戦争」または「韓国動乱」などと呼称するのが一般的である。北朝鮮は「北韓」、朝鮮人参も「高麗人参」という〔「高麗人参」は土産物用、輸出用に限られ、韓国内では「人参」という。野菜のニンジンは「タングン」(唐根)という〕。ただし、ホテル名や学校名、朝鮮日報のような大韓民国成立以前から存在する組織など、ごく少数の固有名詞では、伝統的な語感を生かそうとしている名称〔「朝鮮」と同様の統一王朝の「高麗」「新羅」も伝統的語感があり団体名に使用されることがある((例)高麗大学、ソウル新羅ホテル)。〕に「朝鮮」が使用されることもある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大韓民国」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 South Korea 」があります。 スポンサード リンク
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