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大韓航空801便墜落事故 : ミニ英和和英辞書
大韓航空801便墜落事故[だいかんこうくう801びん ついらくじこ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

大韓航空 : [だいかんこうくう, たいかんこうくう]
 (n) Korean Airways
航空 : [こうくう]
 【名詞】 1. aviation 2. flying 
: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
便 : [べん, よすが]
 【名詞】 1. way 2. means
墜落 : [ついらく]
  1. (n,vs) falling 2. crashing 
墜落事故 : [ついらくじこ]
 (n) a plane crash
: [おち]
 【名詞】 1. joke punch line 
: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
事故 : [じこ]
 【名詞】 1. accident 2. incident 3. trouble 4. circumstances 5. reasons 
: [ゆえ]
  1. (n-adv,n) reason 2. cause 3. circumstances

大韓航空801便墜落事故 : ウィキペディア日本語版
大韓航空801便墜落事故[だいかんこうくう801びん ついらくじこ]

大韓航空801便墜落事故(だいかんこうくう801びんついらくじこ)とは、1997年8月6日現地時刻(チャモロ標準時UTC+10)午前1時42分頃、米国グアムグアム国際空港へ着陸進入中の大韓航空801便が、滑走路手前の丘陵地に墜落した航空事故である。乗員乗客254人のうち228人が死亡した。パイロットミスによる CFIT 事故と考えられている。
== 概要 ==

=== 墜落 ===
当該801便は、韓国ソウルにある金浦国際空港発グアム国際空港行きのボーイング747-300 型機(機体記号: HL7468、1984年製造)定期旅客便で、乗客237人と乗員17人が搭乗していた。金浦国際空港を午後8時53分(現地時刻、KST)に離陸し、順調に飛行し、グアムに向かった。なお、事故機のHL7468は、当日このフライトの前に香港啓徳空港間を1往復する運用についていた。
機長が操縦を担当し、午前1時11分(チャモロ標準時)、高度41,000フィートでの水平飛行中に副操縦士および航空機関士に対してアプローチおよび着陸に関してのブリーフィングを行ったが、その内容は視認進入(ビジュアル・アプローチ)による手順のみであり、計器着陸に関するそれは省略された〔事故報告書 p.2〕。午前1時13分頃、2,600フィート(msl, mean sea level、海抜高度)までの降下を航空管制に要求して許可され、降下を開始した。午前1時38分、左旋回しながら高度2,800フィートを下回ったところでフラップを 10 度展開、06L 滑走路の延長線上に機首を合わせて高度2,600フィートで水平飛行に移った。この時 ILS ローカライザー信号を正しく受信し、さらにグライドスロープ信号も受信したと操縦クルーは認識した。直後に管制より滑走路 06L への着陸許可とともに「グライドスロープは使用できない」旨の通報を受けた〔事故報告書 p.3〕。この日グアム国際空港のグライドスロープが使用できないことは1ヶ月ほど前から正式に通知済みであり、操縦クルーも離陸前から承知していた内容だった。
午前1時40分13秒、6L 滑走路端から 9 海里の地点で高度 2,640 フィートから再び降下を始めた。
正しい手順は、高度 2,000 フィートまで降下したら一旦水平飛行に移り、そのまま滑走路端からおよそ4.9海里にあるアウターマーカー (GUQQY) に向かい、このアウターマーカー上空通過を確認して再び降下、高度1,440フィートで再び水平飛行、UNZ VOR(滑走路端から3.3海里)の通過を確認したら今度は560フィートまで再度降下し、水平飛行後滑走路端から0.5海里にあるミドルマーカー通過を確認して最終降下に入り着陸するというものであった。
ところが当該機は高度2,000フィートで水平飛行に移らずそのまま降下を続け、さらには1,440フィートを下回っても毎分1,000フィート以上の降下率で降下を続けた。高度1,200フィートほどの時点でコックピットのワイパーが ON になっている事、および当時の天気図等から想像して、この時強い雨が降っており、滑走路は視認できていなかったと思われる。1時41分42秒、機上の GPWS(Ground Proximity Warning System、地上接近警報装置)が「1,000(対地高度、単位はフィート)」の音声コールを発した。およそ20秒後の1時42分ちょうど頃には「500」の GPWS コールがなされた。続いて14秒後の1時42分14秒、「minimums minimums(決心高度寸前のアラート、ここで着陸するかしないかを決定する)」、その3秒後には「Sink rate(低高度での降下率過大)」が音声警報された。直後に航空機関士が電波高度計の地表高度読取値である「200(フィート)」をコール。同時に副操縦士が「進入復行しましょう」と進言したが、すぐには機長の反応がなかった。たまらず機関士が「Not in sight(滑走路が視認できない)」、同時に副操縦士も「not in sight, missed approach(進入復行を実施する)」をコールして機長の反応を促した。それでも機長が反応しなかったので、直後に機関士が「ゴーアラウンド」をコール。ほぼ1秒後にようやく機長も「ゴーアラウンド」をコールし、同時にエンジン推力と対気速度は増加し始めたが、この段階になっても積極的に操縦桿を引いて機首上げを行う操作はなされなかった。この時の高度は地表から100フィート程度、降下率は毎分1,400フィート程度であり、既に手遅れの状態だった。最終的には機首上げ3度の姿勢で滑走路端よりおよそ3.3海里手前の UNZ VOR 施設直近、標高660フィートの丘陵地ニミッツヒルに墜落した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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