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大鳥 逸平(おおとり いっぺい、1588年 - 1612年)は、江戸時代前期(17世紀)の日本のかぶき者の頭領〔''大鳥逸平''、朝日日本歴史人物事典、コトバンク、2012年8月1日閲覧。〕〔''大鳥逸平''、デジタル版 日本人名大辞典+Plus、コトバンク、2012年8月1日閲覧。〕。姓は大鳥居あるいは大鳥井(おおとりい)とも表記される。別名大鳥 勘解由(おおとり かげゆ)〔、大鳥 逸平次 勘解由(おおとり いっぺいじ かげゆ)〔日野の歴史と伝説 高幡不動での捕物 、サイバー日野、2012年8月1日閲覧。〕とも。 == 生涯 == 1588年(天正16年)に生まれる〔〔。出生地は不明である〔〔。 はじめ大久保長安に仕え、徳川家康による天下普請での江戸城普請の際に、人足元締を務めるが、まもなく長安が失脚すると浪人の身となる〔〔。慶長年間、1610年前後には、中間・小者といった下級の武家奉公人を集めて徒党を組み、異装・異風、男伊達を気取って無頼な行動をとり、武家に対抗した〔〔。「廿五まで生き過ぎたりや一兵衛」と銘に刻んだ厳物造太刀を担ぎ、300人ものかぶき者を束ねた〔。大風嵐之助、天狗魔右衛門、風吹藪右衛門、大橋摺右衛門といった子分がいた〔。 『武蔵名勝図会』(1820年代)によれば、1612年(慶長17年)春、武蔵国多摩郡高幡村の高幡不動尊での相撲興行に現れた際に捕縛され、江戸幕府に突き出されたとされる〔。同年8月(慶長17年7月)、品川・鈴ヶ森刑場で磔刑に処されて死去した〔〔。享年25〔〔(満23-24歳没)。同時期に同様に捕らえられ、斬首されたかぶき者は300人に上ったという〔。 大鳥は町奴の先駆であり、かつ旗本奴の行動様式を決定づける存在だったとされている〔。 なお、大森痴雪が書いた新歌舞伎『歌舞伎濫觴記』(1932年12月1日、南座初演)に「大鳥居逸平」として描かれ、四代目市川市蔵が演じている〔京都篇、p.316-317.〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大鳥逸平」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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