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天上天下唯我独尊 : ミニ英和和英辞書
天上天下唯我独尊[てんじょうてんげ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [てん]
 【名詞】 1. heaven 2. sky 
天上 : [てんじょう]
 (n,vs) the heavens
天上天下 : [てんじょうてんげ]
  1. (n-adv, n) the whole world 2. throughout heaven and earth
: [じょう]
 (n,pref,suf) 1. first volume 2. superior quality 3. governmental 4. imperial 5. top 6. best 7. high class 8. going up 9. presenting 10. showing 1 1. aboard a ship or vehicle 12. from the standpoint of 13. as a matter of (fact) 13. superior
上天 : [じょうてん]
 【名詞】 1. heaven 2. God 3. Providence 4. the Supreme Being 5. the Absolute
天下 : [てんか]
 【名詞】 1. the world 2. whole country 3. descent from heaven 4. having one's own way 5. the public 6. the ruling power 
: [した, もと]
 (adv) under (esp. influence or guidance)
: [ただ, ゆい]
  1. (adj-pn,adv,conj) free of charge 2. mere 3. sole 4. only 5. usual 6. common 
唯我独尊 : [ゆいがどくそん]
 【名詞】 1. self-conceit 2. vainglory 3. Holy am I alone
: [われ, が]
 【名詞】 1. me 2. oneself 3. self 4. ego 
: [どいつ]
 (n) Germany
: [みこと]
 【名詞】 1. (1) lord 2. prince 3. (2) words of a ruler

天上天下唯我独尊 ( リダイレクト:唯我独尊 ) : ウィキペディア日本語版
唯我独尊[ゆいがどくそん]

唯我独尊(ゆいがどくそん)とは、釈迦が誕生した時に言ったとされる言葉
釈迦は摩耶夫人の右脇から生まれた〔「致令摩耶國大夫人立地之時。童子自然從右脇出。國大夫人胸脇腰身不破不缺。」(『仏本行集経』)など〕とされるが、その直後に七歩歩いて右手で天を指し、左手で地をさして「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんゆいがどくそん〔天上天下唯我独尊 | 生活の中の仏教用語 | 読むページ | 大谷大学 〕〔禅語「天上天下唯我独尊」: 臨済・黄檗 禅の公式サイト 〕、もしくは、てんじょうてんゆいがどくそん〔宗務所:高野山東京別院 メッセージ 高野山真言宗 総本山金剛峯寺 〕)と言った、という伝説から出てきたものである。しばしば釈迦を、崇める言葉として使われる。
== 意義 ==
元来、「天上天下唯我独尊」は、釈迦が言ったのではない。釈迦以前に出世したといわれる過去七仏の第1仏である毘婆尸仏(びばし)が誕生した際に言った〔「毗婆尸菩薩當其生時 從右脇出 專念不亂 從右脇出 墮地行七歩 無人扶侍 遍觀四方 擧手而言 天上天下唯我爲尊」(『長阿含経』)など〕とされる。
しかしそれが、釈迦が生まれた際に、他の人々がそのように讃嘆したという説が生じて、のちに釈迦自身が誕生直後に自ら言ったと信じられるようになったものである〔「到四月八日夜明星出時。化從右脇生墮地。即行七歩。擧右手住而言。天上天下。唯我爲尊。」(『仏説太子瑞応本起経』)などにおいては、明らかに釈迦の誕生譚となっている。〕。
大唐西域記』(646年成立)の中に記載されている、釈迦の誕生当時を伝える誕生偈と呼ばれる偈文には、
という一節が記されている。現代語に訳すと「全世界で私が一番尊い」という意味である。
「天上天下唯我独尊」の意味を「全世界で私たち一人一人の人間が一番尊い」と解釈する説もあるが、経典上の根拠が全く無い説である。釈迦の誕生を伝える仏典には、『佛本行集経』卷八・樹下誕生品下、『佛説太子瑞應本起経』卷上などがあるが、代表的な『修行本起経』卷上・菩薩降身品第二には、
とあり、欲界・色界・無色界の三界の迷界にある衆生はすべてに悩んでいる。私はこの苦の衆生を安んずるために誕生したのだから、尊いのであると言う。ところが残存するパーリ仏典はやはり大乗仏教の影響を受けており、『大唐西域記』と同じように、釈迦自身の解脱という点で尊いとしている。この利他の面で尊いとするのか、解脱という利自の面で尊いとするのかに、時代による釈迦観の違いが現れている。
さらに、「天上天下」という言葉で、仏教の立場を説いているという解釈もある。「天上」とは、世界の一切の事象をすべて神の意思であるとする、当時の「尊有論」の立場とし、「天下」を、一切の事象は偶然によって支配されていると考える「偶然論」の立場と説明する。この両極端を否定して、釈迦は真実の姿は縁起によって現象するのであると自覚したから尊いのであると説明する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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