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1. (n,vs) retiring high-ranking government officials taking a lucrative job in a private or semi-private corporation =========================== ・ 天 : [てん] 【名詞】 1. heaven 2. sky ・ 天下 : [てんか] 【名詞】 1. the world 2. whole country 3. descent from heaven 4. having one's own way 5. the public 6. the ruling power ・ 天下り : [あまくだり] 1. (n,vs) retiring high-ranking government officials taking a lucrative job in a private or semi-private corporation ・ 下 : [した, もと] (adv) under (esp. influence or guidance) ・ 下り : [くだり] 1. (n,n-suf) down-train (going away from Tokyo)
天下り(あまくだり)とは、元々神道の用語で、神が天界から地上に下ることをいい(天孫降臨など)、「天降る」といった。 現在では退職した高級官僚が、出身官庁が所管する外郭団体、関連する民間企業や独立行政法人・国立大学法人・特殊法人・公社・公団・団体などに就職斡旋する事を指して批判的に用いられる。民間企業の上位幹部が子会社の要職に就く際にも使われる場合がある。 == 概要 == 官僚の天下りの範囲については、中央省庁の斡旋・仲介がある場合のみを含めるとする意見と、斡旋・仲介などの手法に関係なく、特定企業・団体に一定の地位で迎えられる場合全てを含むとする意見がある。また官民問わず斡旋による再就職を「天下り」と揶揄することもある。 主に原因の一つとして指摘されているのがキャリア官僚を中心に行われている早期勧奨退職慣行である。これは官僚制の歴史の中で形成された慣習で平安時代の摂関政治が起源とされ、事実上、法定の制度に組み入れられている。 国家I種試験を経て幹部候補生として採用されたキャリア官僚は、程度の差こそあれ、同期入省者はほぼ横並びに昇進していく。その過程で上位ポストに就くことができなかった者は職が与えられず、退職する以外に選択肢は無くなってしまう。事務方のトップである事務次官は1名であるから、同期入省者か後年入省者から事務次官(または次官級ポスト)が出るまでに、その他の同期キャリア官僚は総て退職することになる。1985年の60歳定年制の導入前後でこの実態に変化はない。この退職者たちは、省庁による斡旋を受け、それぞれ退職時の地位に応じた地位・待遇のポストに再就職する。一般にこの早期勧奨退職慣行が「天下り」と呼ばれている。 天下り先は大臣官房が原則として決定することからわかるように、天下り先のポストは省庁の人事システムに完全に組み込まれており、関連法人の一定のポストは事実上主管省庁の縄張りとみなされている〔。天下りには後述するように様々な問題が指摘され、国民からの反発も非常に強いものがあるが、天下りの規制は、以前からの官僚のインセンティブを失わせており、今後の中央官庁に優秀な人材を確保する必要があるならば、別のキャリア・パスの用意が必要であり、天下りを批判するだけで終わる問題ではないという意見もある〔真渕勝『行政学』、2009年、有斐閣〕。 自衛隊の制服組においても幹部自衛官が昇進できるポストには限りがあるため、上級・同列相当ポストの椅子に座れなかった者は定年前に退官するしかない。そのため、個人都合でなく部隊側の都合として退官して貰い、その代わり退職金に勧奨退職手当が加算支給され、さらに再就職先として防衛産業に関係する企業を紹介する慣行が「天下り」と呼ばれている。 地方公共団体においても、幹部職員が退職後に関連団体や出資法人における高位の職に就くことがあり、これも「天下り」と言われる。また、日本の民間企業でも、人事異動や企業買収にともなって似たような人事斡旋が行われることがある。その為、日本企業には必要以上に役職が多く、これが日本企業の生産性を下げていると終身雇用制度と共に批判されることもある。リストラの項も参照。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「天下り」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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