|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 天 : [てん] 【名詞】 1. heaven 2. sky ・ 天使 : [てんし] 【名詞】 1. angel ・ 分 : [ぶん, ふん] 1. (n,n-suf,pref) (1) part 2. segment 3. share 4. ration 5. (2) rate 6. (3) degree 7. one's lot 8. one's status 9. relation 10. duty 1 1. kind 12. lot 13. (4) in proportion to 14. just as much as 1 ・ 分け : [わけ] 1. (n,n-suf) sharing 2. division 3. draw 4. tie ・ 分け前 : [わけまえ] 【名詞】 1. share 2. portion 3. quota 4. cut
天使の取り分(てんしのとりぶん、天使の分け前とも呼ぶ。)とは、ワインやブランデー、ウィスキーなど、その製造工程で熟成を要する酒類において、「熟成中に水分・アルコール分が蒸発し、最終的な製造量が目減りする」こと。 == 酒の製造における「天使の取り分」 == ワインやブランデーなどの酒は、その製造工程に「樽などでの熟成」という工程を含んでいる。熟成は短くとも数年単位、十数年の熟成が行われることも珍しくはなく、場合によっては数十年の熟成がなされる場合もある。樽は基本的に木製であり、液体は通さないが気体は通すため、熟成の間に酒に含まれる水分やアルコール分が蒸気となって少しずつ樽からしみ出ていく。すると、熟成開始時の量と比較して、熟成終了時(つまり、出荷時)の量は減少してしまう。この減少分を、「天使の取り分」と呼ぶ。 熟成期間が長いほど、天使の取り分は多くなる。これが熟成年数の長い酒が高価となる一因である。熟成を行った場所の温度が高いほど、湿度が低いほど、天使の取り分は多くなる。よって、熟成を行う場所を慎重に検討する必要がでてくる。なお、一般に木製の樽で1年熟成すると、1〜3%程度が、天使の取り分として失われる〔福西 英三 『カラーブックス 834 ウイスキー入門』 p.33 保育社 1992年9月30日発行 ISBN 4-586-50834-5〕。 一説によると、コニャックの原産地であるフランスのコニャック地方では、一日にボトル2万本にも及ぶ量の「天使の取り分」が発生していると言われている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「天使の取り分」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|