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『天国の駅 HEAVEN STATION』(てんごくのえき ヘヴン・ステーション)は、1984年6月9日に公開された日本映画。製作は東映(東京撮影所)。戦後初の女性死刑執行者となった「ホテル日本閣殺人事件」がモデルとなっている。 == あらすじ == 昭和30年春。美人で結城紬の織女の林葉かよは32歳の女盛り。夫は下半身マヒの傷痍軍人。初夜を迎えないままに出征したため嫉妬の塊となって、かよに辛くあたる。巡査の橋本が親切にし、深い仲になる。浮気を見た夫は狂ったように折檻し、かよは夫をパラチオンで毒殺。脳内出血で処理される。かよの世話で東京の大学へ通うようになった橋本は幸子という女を連れ帰る。かよとの噂を打ち消すために、幸子と仮の夫婦になるのだと言い訳をするが、二人は騙されていたことを知り、橋本に手切金を渡す。妙な連帯意識で姉妹と呼び合う二人は錦谷温泉郷にたどり着き、かよは土産物店、幸子は芸者で働く。昔からかよが好きだった知的な障害をもつ雑用係の一雄・ターボも来る。大和閣の主人・福見がかよを大事にし、橋本が金をせびりに来た時、200万円で念書を書かせて帰す。福見には精神病院に入院している妻・辰江がいた。かよに危害がかかるとターボをそそのかし、辰江を殺害させる。二人は雪の中で婚礼を挙げ、全てを話す。幸子も芸者を辞める。手切金を使い果たして再び舞い戻った橋本が許せず、幸子は登山列車からつき落とそうとするが、逆に殺される。復讐のために橋本と会おうとするが許してもらえない。福見もターボが邪魔になり、一度だけ抱かせると連れてきたが、抵抗され、手助けを求めるが、かよは逆に福見を殺す。「神様よりも雪よりもきれいだよ」というターボこそ本当の愛だと知り、二人で逃走。ずっと事件を追ってきた五十沢刑事たちが駅で待ち構えていた。 「何で二人も夫を殺した」と五十沢に聞かれ、「愛がほしかったんだと思います」と答える。 昭和45年6月11日、小菅拘置所で一人の女がこの世に別れを告げ、天国への階段を上っていった。47歳だった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「天国の駅 HEAVEN STATION」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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