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太占[ふとまに]
太占(ふとまに)とは、卜占の一種で、「太兆」「布斗麻邇」とも〔百科事典マイペディア『太占』〕。 == 概要 == 牡鹿(おじか)の肩甲骨を〔大辞林 第三版『太占』〕波波迦(ははか)(カニワザクラ、カバザクラ、カンバなど上溝桜(うわみずざくら)の古名〔日本大百科全書『太占』〕)の樹皮を炭火にしたもので焼き、その町形( まちがた、骨の表面の割れ目の模様〔))によって占う〔〔ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典『太占』〕〔(『古事記』天岩屋戸段〔)。鹿の骨を用いることから鹿占(しかうら)とも称される〔。「ふと」は美称〔。 古代日本において行われた〔。『古事記』では、伊弉諾(いざなき)尊、伊弉冉(いざなみ)尊が国土生成のおりに、いかにして良き子を得ることができるか問うたところ、天つ神(あまつかみ)が太占によってうらなって教えてくれた、とみえる〔世界大百科事典 第2版『太占』〕。『魏志倭人伝』に「骨を灼きて以って吉凶を占う」とあるのはこの太占のこととされる〔。 のちに、中国から亀卜(きぼく)の方法が伝わるとこれを神祇官の卜部氏が管掌して廃れた〔世界大百科辞典『占い』〕〔が、現在でも東京都の武蔵御嶽神社〔武蔵御嶽神社HP http://www.musashimitakejinja.jp/jinja-hp_024.htm〕、群馬県の貫前神社〔富岡市観光情報サイトとみおか浪漫紀行 http://www.city.tomioka.lg.jp/tourism/001/002/〕で行われている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「太占」の詳細全文を読む
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