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夫差(ふさ、? - 紀元前473年)は、中国春秋時代の呉の第7代、最後の王。姓は姫。春秋五覇の一人に数えられる。先代の呉王闔閭の次男。越王勾践によって討たれた父・闔閭の仇を討つため、伍子胥の尽力を得て国力を充実させ、一時は覇者となったが、勾践の反撃により敗北して自決した。 ==生涯== === 太子擁立 === 夫差は呉王家の次男として誕生し、本来ならば太子は、斉の公女を迎えてもいた長兄の波であった〔『史記索隠』が引く『竹書紀年』より。『春秋左氏伝』では太子終纍と表記。〕。しかし妻を亡くした兄の太子波が若死にした上に息子もいなかったので、彼にも王位継承を争う機会が生まれた。そのため夫差は父闔閭の信任の厚い重臣である伍子胥に自分を新太子に推薦するよう熱心に頼みこんだ。闔閭は「夫差は暗愚なうえに人情に薄く人の上に立てるような人間ではない」と危惧を示したが、夫差の熱心な運動と何より自らの右腕である伍子胥の顔を立てるために、夫差を太子とした。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「夫差」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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